カナダの大学の選び方(まとめ編)

こんにちは。
グローバル&クオリティライフへのチャレンジャー、Masaです。
大学の選び方シリーズが長かったので、一旦まとめておきます。
カナダの大学の選び方
1.学校の選択肢
高等教育機関は3つに分類され、学位授与があるのは原則、UniversityとUniversity College。
学位授与がある大学はAUCCに属していて現在98校。
2.ランキング
とりあえず大学のレベルを見るにはランキングが手っ取り早い。
Maclean’sが大学を3つのタイプに分けてランキングを毎年発表している。
ランキングの注意点としては全専攻をまとめて一緒に評価していること。
専門分野がある場合は、分野別のランキングも参考になる。
どの州を選択するかは意外に大事な要素。
州立の学校が多いため学費やどのような産業との結びつきがあるかは州によって異なる。
また気候、住民の多様化度合い、言語、税金など州による差異が大きいため、生活から学ぶことも州によって異なる。
4.強い分野
分野別のランキングから、総合的に強い大学、文系が強い大学、理系が強い大学が見えてくる。
より細かな専門は各大学ごとに調べる必要あり。
5.学校の規模
専攻や科目の選択肢が多く、施設が充実した大規模校と、コミュニケーションが取りやすい小規模校。
どちらを重視するかで、選択が変わる。
6.費用
州によって学費の差が大きい。
やむを得ない場合もあるが、学費だけで選択するのではなく、カリキュラム、エリアなど総合的に判断することが必要。
カナダ人の学費が適用になれば大幅に削減が可能。
7.カリキュラム
取りたい専攻や科目が受講できるか、選択と必修の割合、セメスターかクォーターか、Co-opプログラムが取得できるか、学校ごとに確認。
8.入学難易度
TOEFLやIELTSの最低点でまずは確認。GMATやGREの最低点や平均点の記載があればこちらも確認。
最初から選択肢を絞り込むというよりは、それを目標に出願パッケージを魅力的にしていくことを考える。
この他、ここまでの記事ではカバーしきれていませんが、さらに以下のようなチェックポイントで学校を選択していくこともできます。
・立地(都心か郊外か)
・在校生のプロフィール(留学生比率、男女比、フルタイム学生の比率等)
・付属の語学学校の有無・充実度合い
・学生寮の有無・充実度合い
・卒業生の進路
他国の場合、さらに
・治安
という要素も必要ですが、カナダの場合は、一番の都会のトロントでもかなり安全なので、あまり気にする必要はないでしょう。
ということで、色々要素を並べてみましたが、どうしても決めきれない場合どうするか?
それは・・・
最後はやっぱりフィーリングですね(笑)
でも、このフィーリングはバカに出来ないというか、やっぱりあるんですよ。
見て初めて直観的に「ここに行きたい!」と思わせる何かが。
私はカナダ滞在中にカナダの5つの大学を訪問しましたが、
この解放感がたまらない!という広くて明るいキャンパスもあれば、
この重厚感がたまらない!これぞ外国の大学!というシブいキャンパスもあるわけです。
どちらを選ぶかはその人の好みだと思います。
そのほかにも、
車がないと通学がきつそうだな
とか、
都会だけど意外に緑が多くて素晴らしい環境だな
とか、
都会のビルに埋もれてて大学っぽくないな
とか、
キャンパスは素晴らしいのに教室の設備は古いな
とか、
写真では広そうに見えるけど実際は意外に狭いな
とか、行ってみて初めて感じる部分もたくさんあります。
こういう部分って言葉とか数字になって表れてこない部分ですが、でも感情的に「この学校はいいな」「この学校はあまり行きたくない」と思わせる大きな要素だったりします。
ということで、もし可能なら、最後に絞った2-3校は実際の目で確かめるとベターだと思います。
といってもカナダも広いので、複数の学校を見て回るのはなかなか大変かもしれません。
難しければグーグルのストリートビューでもある程度は雰囲気がつかめるかもしれませんね。
以上、大学選びの参考になれば幸いです。
最後までありがとうございました。
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