留学の隠れた効能 打ちのめされる経験

      2014/01/21

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こんにちは。

Masaです。

今日は海外留学において、あまり語られることのない効能について書いてみます。

それは、タイトルにも書いてますが「打ちのめされる経験」です。

留学して、辛かった、嫌な思いをしたと声を大にして言う人も少ないと思いますので、あまり表立って、これが留学の効能と言われることはないですが、間違いなく効能の1つです。

よく「若い時の苦労は買ってでもしろ」と言われますが、海外留学においては「打ちのめされる」機会がこれでもかと提供されます。

 

留学前から既に打ちのめされる

まず正規留学するにはTOEFL、IELTSなどの英語の最低スコアを突破しなければなりません。
英語が得意でない人は、このプロセスで何度も打ちのめされます。

試験は冷酷です。
そのときの実力が数字となって表れます。
できたつもり、勉強してきたつもりでも、スコアを見れば否応なく自分の感触とのギャップを突き付けられます。

私は社会人になってからもいくつかの資格取得のために試験勉強をしましたが、原則知識を詰め込めば良い資格試験と違って、能力を見る英語試験はどうしても実力を上げるまでに時間がかかります。
本当の実力がつくまでは何度も目標に届かないスコアを返却されるという経験をしなければなりません。

留学前に打ちのめされるのは英語の試験だけではありません。
MBAや大学院留学などでは出願書類としてエッセイ作成が求められます。
このエッセイを書くときに、自分がいかに普段何も考えていなかったかを思い知らされるわけです。

例えばMBA出願には必ずある「なぜMBAか、なぜ今か」というエッセイのお題ですが、これを論理だって書こうと思うと、自分の人生設計を語らなければなりません。
エッセイで求められて、初めて人生設計を考え、紙に書き出してみたという人も多いはずです。

その他にも「仕事以外で何をやってきたか、そこから何を学んできたか」というお題。
仕事に没頭してきた人にとっては、何について書けばいいかすら思いつかないお題です。

こういったことは、日本に住んで大学に行って就職する、という普通のレールに乗った人生ではあまり考える必要がなかったことかもしれません。
それを求められることで、何も考えていなかったことに気づき、打ちのめされることになります。

 

渡航後も打ちのめされる

打ちのめされる経験は渡航後に更に加速します。

まず、英語圏での生活経験がない日本人の多くは、英語がクラスで一番できないという経験をすることになります。
仮に大学の入学許可をもらえる英語のスコアを持っていても、最初のうちは、授業についていけないのが普通です。

英語ができないという辛さをもう少し具体的にいうと、こんな感じです。

  • 日本語だったら絶対負けないような議論なのに英語がうまくしゃべれないばかりにロクに言い返せずに終わる
  • 試験において内容は理解できているのに問題文の単語が理解できなかったり、回答した英文が間違っていたりの理由で減点される
  • グループでのディスカッションでメンバーの早口の議論についていけず、一言も発することができない

本当に悔しい思いをする瞬間です。

英語以外でも、こんな経験をすることがあります。

  • 自分の将来のこととか、自分の国のことをあまり考えてないのは日本人だけであることを知る
  • どんなに自分が得意だと思っていた分野でも上には上がいることを知る
  • 人種差別的な経験をする
  • 就職活動で完敗する

 

打ちのめされることの効用

ここまで聞いて、「いいなあ、自分も打ちのめされに行きたい」って思える人は、あまりいないでしょう。
できたらこんな経験は避けたいと思うのが普通です。

だから留学を勧める立場の人は普通はあまりこういうことは言いません。

でも私があえて取り上げたのは、こういった経験をしたからこその強さが生まれるということを言いたかったからです。

今まで知らなかった外の世界を知って、打ちのめされた人は、世界基準で見た自分を客観的に再評価できるようになります。

それが世界を知るということでもあり、世界視点でものを考えられるということにもつながるのです。

またそういった経験によって大きな目標が定まるということもあります。

世界を目指すには、どういったレベルを目指さなければならないか、どのくらい努力すればそのレベルに手が届くのか、といった具体的な目標が定まることにより、モチベーションと行動力が高まります。

さらに、困難を乗り越えて留学を終えたときは、やればできるという自信と成功体験を持つことができます。

打ちのめされることを避けていては、なかなかここまでの境地には至れないと思います。

 

仕事とは異質の打ちのめされ方

何も留学しなくても、仕事でも打ちのめされる経験はたくさんあるという意見もあると思います。

確かに、失敗して上司やお客さんに怒られる経験や、自分の落ち度がとんでもない結果を招いて自己嫌悪に陥る経験など、仕事でも打ちのめされる機会はたくさんあります。

でも海外留学で経験する「打ちのめされる」経験とは少し質が違う気がします。

1つは海外留学の場合は打ちのめされる頻度と密度が違うということです。
そのため、打ちのめされることへのある種の免疫が出来ます。
これは、新たな世界に飛び込んだり、チャレンジすることに積極的になれるということにつながります。

もう1つは自分から知らない世界に飛び込んで行っての経験であるということです。
仕事でお客さんから怒られたとしても、どうしてもお客さんのせいにしてしまいたい気持ちが生まれますが、海外留学の場合は、自分から飛び込んだ結果であり、それもあまり知らない世界での経験だけに、打ちのめされても、それが自分の客観的な評価だと素直に受け入れやすくなる側面があります。
このため打ちのめされた経験が、学びや成長につながりやすいです。

 

海外留学の効能としての打ちのめされる経験について書いてみました。

人生の中でこういった経験があるのもいいことだと思います。

最後までありがとうございました。


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