武器としての強みの認識と活用

武器としての強みの認識と活用

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こんにちは。

留学コンサルタントの藤本です。

先日娘の学校で

「じゃんけんでグーはチョキに勝って、チョキはパーに勝って、パーはグーに勝つ。こんな関係のものが他にないか考えてくる。」

という宿題が出ました。

う~、なかなか難しい宿題ですね!

調べてみると、こういうものって3竦み(すくみ)の関係というらしいです。

例としては

グー > チョキ > パー > グー

の他にこんなのがあります。

木 > 水 > 火 > 木

木は水を吸収し、水は火を消し、火は木を燃やすという関係ですね。

人 > 猫 > ねずみ > 人

人は猫を飼って、猫はねずみを襲って、ねずみは人を驚かす、ということです。

鬼 > 人 > 豆 > 鬼

鬼は人より強いけど、「鬼は外」と豆を投げられると出ていかなければならないということです。

ドラキュラ > 人 > にんにく > ドラキュラ

これも鬼と構造は一緒です。

面白いですね。
もしよろしければ考えてみてください(笑)

 

で、この3すくみの関係って、何だか人間社会にも似ているなあと思いました。

つまり、自分にとってかなわないと思っている相手にも実は苦手なものとか弱点があって、それは自分にとっては何でもないことだったりするわけです。

鬼の例でいけば、人は鬼には力ではかなわないけど、豆という武器を使えば勝てるという(笑)
まあ、本当に豆で勝てるかどうかは別として。。。

 

人間って巨大な壁を前にすると、どうしても難しい、大変だ、負ける、という感情が先に立ってしまうんです。

その壁がもつ迫力とか数字とかに圧倒されてしまうんです。

経営コンサルをやっていたときも、中小企業に「あなたたちの強みは何ですか?」と聞いても「いやー、うちに強みなんてないですよ。」という言葉がよく返ってきました。
むしろ問題ばかり目が行ってしまって、自分たちの強みを語れる人って少ないんです。

でもその企業が存続しているということは、何かしら競合相手にはない強みや提供価値があるはずなんです。
いかに競合が巨大企業であろうと、その巨大企業が防衛できない「豆」や「にんにく」があるから存続できているんです。

ただ巨大企業が押し出している「資金力」とか「規模の力」が目に入りやすいので、それと比べて「うちはダメだ」となっているだけなんです。

 

留学の出願とか就職とか起業とかも一緒です。

出願のときは、他の出願者に対して、何を武器に魅力をアピールするのか?
英語力では負けても学問に対する姿勢は負けないとか、リーダー経験はなくても現場のプロとして顧客ニーズは完璧に抑えているとか。

何か自分にしかない強みを探し出して、それを武器として使うことが、節目節目では必要になってきますし、楽しい人生のためには必要なことではないかと思います。 

最後までありがとうございました。