留学経験した先に待っている世界

留学経験した先に待っている世界

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こんにちは。

留学コンサルタントの藤本政信です!

 

留学に関する情報というのは、「留学するまで」あるいは「留学中」の情報が大半で、「留学した後」のことってあまり無いと思うんです。
でも本当は「留学した後」が一番大事なはずです。

そこで本日は、「留学した後」のことについて考えてみたいと思います。

 

留学を志す人の大半は、留学後に「留学経験を活かしたい」と何となく考えていると思います。

ではその「留学経験を活かしている状態」って具体的にどんな状態か考えたことありますか?

 

留学経験を活かしている状態とは

例えば、帰国したあとに

  • 国際的な仕事や外資系での仕事
  • 留学前よりリーダー的な立場での仕事
  • 留学前より専門的な仕事

をしていると「留学経験を活かしている」状態と言えそうです。

つまりもし留学していなかったら出来なかったような仕事をしたり、あるいは到達するのに時間がかかっていたような立場になるということです。

これらは分かりやすいですよね。

でも、せっかくお金と時間をかけて留学しても、このような「留学経験を活かしている」状態にならないケースもあります。

例えば最近では減ってきていますが、社費でMBA留学した学生が帰国後により高い地位で仕事をしたり、国際的なビジネスに関われるかと言えば、必ずしもそうではないケースもあります。

これらは必ずしも本人の努力不足というわけではなく、周囲の環境が、その価値を理解できなかった、経験を活かす場がなかった、という側面もあります。

帰国して就職するというキャリアに限定した場合、このように本人の努力とは別の要素で、「留学経験が活かせない」状態になってしまうことがあります。

このような場合、選択肢を

  • 現地や第三国への移住・就職
  • 現地や第三国での起業
  • 国内での起業

まで広げて考えると良いです。

もちろん、こういったキャリアはそれなりに壁が高いのですが、こういったキャリアを選択することで少なくとも留学した経験を活かせる可能性が高まります。

私が先日お会いしたある方は、留学経験を活かして商社に入り、貿易ノウハウを学んだ後、自ら貿易会社を起業して成功していらっしゃいます。
他にも留学後、アメリカで就職した人、アジアで就職した人、国内で起業した人などこういったキャリアを選んだ人にお話を聞いたことがあります。
いずれも留学した経験を活かしているというのが共通点です。

 

さらに言うと、これらキャリア的なものが「有形の留学価値」だとしたら、もっと内面的な成長も「無形の留学価値」として考えることが出来ます。

例えば、

  • 自分の信念や使命を見つける
  • 学問体系、学問観を身につける
  • 世界観を身につける
  • 理想のライフスタイルを見つける
  • コミュニケーション力・リーダーシップを身につける
  • 倫理観を身につける
  • 人脈が広がる
  • 成功体験・度胸を身につける

こんな内面の成長が見られれば、これも充分に留学を経験した価値があったと言えると思います。

というか、例えば留学中に自分の信念とか使命のようなものが見つかれば、本当にそれだけで留学にかけた費用など安いものだと思えるくらい大事なものです。

そこから人生を捧げるような仕事が見つかったり、たとえ仕事ではなくても、理想のライフスタイルを実践して自分の幸福を追求できたり、独自の世界観で情報発信をして他人に価値を与えることができるようになれば、それは何より留学価値と言えるものです。

これら「無形の留学価値」はひょっとすると、留学中よりも留学後、一度日常生活に戻ってから芽生えてくるものなのかもしれません。

私自身そういった感覚がありますし、例えばグロービスの創業者である堀義人さんも著書「吾人の任務」の中でハーバード大学に留学して帰国後に自分の使命感が固まっていった様子を語っておられます。

いずれにしても、私は留学の価値には「有形」のものと「無形」のものがあると感じています。

 

留学後に留学経験を活かした状態になるには

では、留学後にこうした「留学経験を活かしている状態」になるようにするにはどうしたら良いでしょうか?

私は特に留学する前の段階で重要なことが3つあると思っています。

1つは目的意識とか成長意欲を持つことです。

留学して初めて触れる世界も多くあるのですが、それらに「受け身」の状態で触れるのと「前のめり」の状態で触れるのとでは受け取り方に大きな違いがあります。
これから大学に行く高校生などだとクリアに目的意識を持つのは難しいかもしれませんが、出来る限り考えておくということです。

大学、特に学部ではやりたいことを見つけに行く、という側面があるのも事実ですが、受け身の状態では何年経ってもやりたいことは見つかりません。
結果的に途中で変わってもいいので、何かしらの目的や、自分が興味があることに対して自覚を持つことが大事です。

2つ目は、その目的とか興味を満たす留学環境を選ぶということです。

それぞれ留学先の環境や学校には特色があります。
当然得られるものも異なります。

目的と留学環境がアンマッチだと、せっかくの目的意識や成長意欲が満たされず、留学経験を活かす状態から離れていってしまいます。
例えば、多様な価値観と触れ合いたければ多様な背景を持つ人が入り交じる都会の環境を選ぶ、学問体系をしっかり持ちたければ研究色の強い学校を選ぶなど、いくつか選択のポイントがあります。

3つ目は当たり前ですが、そのような価値をもたらす留学を「実現」することです。

留学実現のためにはいくつか壁があります。
その壁を乗り越えて、留学を実現すること、当たり前ですが、ここが大事です。

 

 

留学するためには、例えば学部であれば、高校の成績とTOEFL/IELTSの点がクリアできれば形の上では出願資格が得られることになります。

しかし、本当に留学経験を活かしたいなら、こういった準備こそが重要と言えるのだと思います。

こんな話も3/22のセミナーでは噛み砕いてお話出来ればなと思います。
充実の留学を実現したい方、ご参加ください。

最後までありがとうございました。