留学するなら日本人がいないところがいい?

留学するなら日本人がいないところがいい?

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こんにちは!

留学コンサルタントの藤本政信です。

 

留学先を決めるときに「日本人がいないところ」という条件を聞くことがあります。

これってよく「日本人同士で固まって英語が出来ないまま帰国することになった」という留学の失敗例を耳にすることから出てきていることだと思います。

今日はこの点について書いてみます。

 

語学留学と大学留学は分けて考える

まず上記の失敗例の話ですが、多くは語学留学のケースだと考えられます。
日本からカナダに行く留学生も多くは語学留学です。

語学学校では1つの学校に数十人の日本人が通っていることがあります。
そして、学校が終わると日本人で固まって遊びに行く、という生活パターンになってしまい、何も得るもの無く帰国の時を迎える、という話は確かに聞く話です。

一方、大学留学の場合、学校全体における日本人の密度は圧倒的に低いので、クラスに複数の日本人がいるというケースが多くはありません。
これは日本人が多いトロントやバンクーバーなどの都心の学校でも同様です。

また、勉強がかなり忙しいため、仮に複数の日本人がいても基本的には固まって遊びに行く余裕がありません。

確かに以前、アメリカのビジネススクールなどでは、学校によっては数十名の日本人が同じ学年に留学していたことから、固まって遊んでいたという話も聞いたことはありますが、現在は人数が減っていることもあり、そういったことは少ないと思います。
まして、カナダの場合は、そもそも大学に留学する日本人は多くないので、固まることは少なくなっています。

 

日本人ネットワークの重要性

仮に同じクラスに日本人がいる場合、英語環境を求めて日本人との接触を避ける、というよりは積極的に仲良くなるべきだと思います。
何と言っても同じ学校で同じ志を持って学ぶ同窓生になるわけですし、帰国すれば日本人同士のネットワークが活きてきます。

またわざわざ大学留学する人は、それなりに目的意識もしっかりしているので、依存しあう関係にはなることは少ないです。
もし依存の度合いが高まるようであれば、それはきちんと対処すればいい話です。

1つのコースに数十人と日本人が固まっているような環境であれば、考慮しても良いと思いますが、カナダの場合はあまり気にすることはないです。

また学校だけでなく地域に住む日本人とのネットワークも重要です。
地域に住む日本人とネットワークがあれば何か緊急事態が起きたときとか、情報交換できたり助け合えたり出来ます。
学生は卒業すれば、その地域からいなくなることもありますが、その地域に住んでいる日本人とネットワークがあれば、卒業後に再び訪れたときなど会うことも出来ます。

 

ということで、カナダの大学・大学院留学を考えるのであれば、やみくもに「折角留学するのだから日本人を避ける」ということは考えなくていいと思います。

むしろ多くのカナダつながりの日本人ネットワークを作りましょう。

最後までありがとうございました。