留学のタイミングに関する3つの考え方
- 2014.08.04
- 留学に向けた最初の一歩
- 正規留学, タイミング, 時期, 家族
こんにちは。藤本です。
いつ留学をすべきか、というのは留学を考える人が一度は考える問題だと思います。
もちろん個人個人によって事情は異なるので、一概に「この時期が良い」というのは言えませんが、今回は、時期に関しての考え方について挙げてみたいと思います。
1.行きたいときがベスト
基本はこれです。
まず留学したい、海外に行きたい、という気持ちが全てに優先すべきです。
もう少し具体的に言うと、
留学そのものも、その前の留学準備も、大変な労力と時間、お金がかかります。
これを乗り越えるのは、留学をしたい、海外に行きたいという強い気持ちが必要です。
モチベーションが高いときに一気にやるからこそ乗り切れるわけです。
留学をしたいと思ったきっかけは、人によって様々でしょう。
留学経験者の話を聞いたとき、旅行に行ったとき、留学相談のチラシを見たとき。。。
一般的にそのきっかけがあった直後が一番モチベーションが高く、時間が経つにつれて弱くなっていきます。
そして 一度後回しにしてしまうと、そのままズルズルと後延ばしにしてしまい、いつしかその気持ちを忘れ去ってしまいます。
もし今あなたに留学したいという気持ちがあるなら、今すぐ、何か一つでもいいので、行動を起こしてください。
語学の勉強を始めるも良し、留学経験者の話を聞くも良し、友達や家族に宣言するも良し、家の壁に目標を張り出すも良し。
行動を1つ起こせば、新たな情報を得たり、目標が出来たりして、次なるモチベーションにつながります。
もし諸々の事情で、すぐに行けないということがあったとしても、準備だけはスタートしましょう。
どうせ準備は時間がかかります。特に語学力に関しては。
私自身も、21回のTOEFLを受け続けながら、「大学時代、社会人になってからあれほど時間があったのに、なぜ英語の勉強をしてこなかったんだろう」と何度思ったことか。。。
特に語学力は若い方が有利と言いますので、是非語学の準備だけは始めることをお勧めします。
また、逆接的ですが、仮にすぐに行けない事情があったとしても、行きたいという気持ちと行動が、周囲の状況を変えて早期の留学実現につながるということも往々にしてあることです。
行きたいという思いと行動がまずは大事です。
2.行けるタイミング
行きたいという気持ちがあったとして、次に考えるべきは行けるタイミングかという問題です。
留学を実現するには、お金の問題がなく、学校・仕事の状況が留学することを許し、家族の状況や自身の健康も問題がないなどの条件をクリアしなければなりません。
これらの条件がそろわずとも留学することはできますが、留学することの価値を最大化するという観点では、これらの条件が揃うタイミングを見計らうことも重要です。
私の場合、本当は1年早く留学したいと思っていました。
しかし、
・TOEFLのスコアが足らなかったこと
・妻が出産を控えていたこと
から1年留学を延ばしました。
もし出産のことがなければ、いい加減TOEFLの勉強にうんざりしていた私は、もしかしたらその当時のスコアで入学できる学校を選択肢に入れて留学を実施していたかもしれません。
でも、1年延ばした結果として、英語のスコアも伸びたし、妻も出産後1年の大変な時期を過ぎて、多少育児に余裕が出てきた中での海外滞在であったため、今にして思うと正解だったと思います。
ただ一方で、「タイミングを見計らう」と書きましたが、慎重になりすぎるのも良くありません。
語学や新しいことを吸収できる年齢であることや、学んだことをその後に活かす場があるかなども考えると、のんびりしすぎるのも良くなくて、留学に良いタイミングというのは実は限られていると言えなくもありません。
冷静によいタイミングを見極めつつ、タイミングが揃ったと思えば迷わず飛び込む、ということも留学価値を高めるためには大事です。
3.学部卒業後すぐか一旦就職後か
1.2.の条件がそろっていた上で、なおかつ悩むポイントとして、特に大学院に進学の場合、
「学部を卒業してすぐに留学すべきか、一度就職してから留学すべきか」
というところです。
これは本当に何を学ぶかによって答えは変わってくると思います。
私が経験したビジネス系の留学に関して言うならば、やはりお勧めは一旦就職した後です。
まず、ビジネス系に関して言えば、実務経験をする中で、「これを学びたい」「これを身につけたい」という目標が生まれてくるのだと思います。
実務経験がなくてもそういった目標を持つことは可能ですが、どこまで学べば満足か、実務の中で応用が利くか、といった部分に関しては、実務経験がないと厳しいと思います。
また、MBAなどのクラスの場合、クラスやグループワークの中で、発言したり、貢献したりしなければなりません。こういった貢献もやはり自身の経験をもとに話が出来る実務経験者が有利です。
ということで、基本的には行きたい気持ちが最優先だと思います。
でも、留学を価値あるものにするためには、一方で、行けるという条件や就職後の留学というタイミングも検討してみると良いと思います。
最後までありがとうございました。
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