移動距離が大きいと物事が立体的に見える法則

移動距離が大きいと物事が立体的に見える法則

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こんにちは。藤本です。

 

留学を考えるのであれば、物理的にも精神的にも「移動する」という意識ってとても大事なことなんじゃないかと思っています。

例えば部屋にずっと閉じこもっている人が、唯一ある窓から外を見ているとすると、外の景色は常に1つの絵画のように変わりません。

ところが、外に出て、その景色に近づいたり、他の角度から景色を見ると景色が立体的に理解できるようになります。

もちろん立体的に見えた結果、見たくないものもたくさん見えることがあります。

中には一番美しい一面だけを見ていたいという人もいるかもしれません。

それはそれで一つの価値観だとは思いますが、留学するのであれば恐れず物事を立体的に見ようとして欲しいなと思うわけです。

 

留学をするということの最も大きな意義の1つは、部屋から出て、物事を別の角度から見てみることだと思います。

例えば日本にいて、日本語の情報だけに接しているのは1つの部屋から、動かない景色を見ているようなものです。

インターネットの発達によって日本語以外の情報にも手軽に接することが出来るようになりました。

こういう情報に接することで、少し景色が立体的に見えるようになりました。

でももっといいのは物理的に移動して海外に住むことです。

そうすることで、身をもって世界が立体的に見えてきます。

それは学問の世界でもいいし、ビジネスの世界、スポーツ、国際政治、いろんな場面でそのように見えてきます。

 

場合によっては1つの見方しか出来ない人からすれば色んな景色を知っている人は「変な人」に見えるかもしれません。

でも1つの面しか知らない人は、多様な面を知っている人に絶対かないません。

そう思っておけばいいわけです。

それに1つの物事に多様な見方があるということを知ることは国際社会の中で活躍するためにも大事な価値観です。

 

一度海外に住んで、その後また日本に戻ると、それはそれで更に新しいものが見えてきます。

一度海外に住んだからこそ分かる日本の良さと現実、日本に戻ったからこそ分かる海外の良さと現実が発見できます。

移動距離が大きいほど、物事が立体的に見える法則です。

国内でも引っ越しをしたり、実家から出て独立した場合など、少しそれに似た経験をすることがあると思います。

留学はその距離が大きいバージョンです。

それまでの景色と10度違った角度で物が見えるようになるのが国内の引っ越しだとしたら、その180度バージョンが留学という感じですね。

 

留学について、英語が出来るようになる、くらいしかイメージがない場合は、一度そういう考え方をしてみてもいいと思います。

複数の視点が獲得できて、それが自在に使い分けることが出来るようになれば、それだけでものの考え方は大きく変わります。

 

最後までありがとうございました。