寮かルームシェアかホームステイか

寮かルームシェアかホームステイか

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こんにちは。藤本です。

留学中の滞在先についてまとめてみたいと思います。

基本的に大学、大学院留学で現地に滞在する場合、選択肢としては

1.大学の寮
2.賃貸物件(ルームシェア含む)
3.ホームステイ

の3つがあります。

学校によっては寮がなかったり、賃貸物件は原則現地に入ってからでないと契約しにくいなどのケースがありますので、その場合は選択肢が減るわけですが、基本的にこの3つになります。

それぞれ一長一短です。

 

滞在先 メリット デメリット
同じ条件で部屋を借りるよりも割安なことが多い

食事付きのプランが選べることが多い

学校が窓口になるので契約手続きやトラブル時の対応が楽

学校の近所で通学が楽な場合が多い

寮内の学生同士(留学生が多い)で知り合いになる機会が多い

学校によってはそもそも寮がないところもある

空きが少ないことが多く希望しても入寮できないケースもある

2人部屋などの場合、ルームメイトが選べないため、折り合いが悪い場合苦労する

賃貸物件・

ルームシェア

場所、部屋の広さなど自由に選ぶことができる

ルームシェアの場合、仲の良い友人と借りることができる

部屋の制約が少ないため友人を呼んでパーティを開くなどもやりやすい

食事は基本的に自分で準備することになる

契約時やトラブル時に、自分で不動産屋や部屋のオーナーと交渉する必要がある

原則現地に入ってから探すことになる

良い条件の部屋は賃料が高くなる

ホームステイ 現地の生活を知ることができる

斡旋業者などを経由して契約すると手続きが楽

食事付きであることが一般的

ホストファミリーと信頼関係が築けると卒業後も含めて長く付き合うことができる

文化の異なるホストファミリーと折り合いが悪い場合がある

寮やルームシェアと比べると帰宅時間の制約があったり友人を呼ぶことが出来なかったりで学校内の友達づき合いに制約を受ける場合もある

 

初めての一人暮らしの場合は、寮かホームステイが契約時やトラブル対応も含めて壁が低いです。

食事付きプランが選べると、食事面も安心ですね。

寮の場合は、さらに寮内の学生同士の交流があるので、友達も作りやすいです。

 

ただし、寮、ホームステイの場合は、ルームメイトやホストファミリーとの人間関係がデメリットになる場合があります。

いずれも文化が異なる者同士なので、深刻になるとホームシックになったり、学業以外の心配事が増えてくることになります。

ホームステイのホストファミリーは、必ずしも留学生に興味のある人だけでなく、単に収入の手段として部屋を貸している人も多いのが実態です。

質素な食事しか提供されない、家の中のものを勝手に使って怒られる、ほとんど話しかけられない、などのトラブルもよく聞く話ですので、ホストファミリーが優しくて寛大で英語も学べるというメリット面だけを過大に期待しない方が良いです。

 

一方、賃貸物件の場合は、一人暮らしか仲の良い者同士でルームシェアができれば、人間関係のトラブルは少なく過ごせます。

予算さえあれば、便利な場所や新しくて綺麗な物件に住むこともできます。

 

ただし、現地渡航前に契約するのは難しかったり、契約やトラブル対応が大変だったりするので、ある程度一人暮らしに慣れてからの方が良いと思います。

現実的には最初の2年は寮にいて、そこからルームシェアに移行するとか、最初の2か月をホームステイで過ごして、その間に賃貸物件を探すとかといったパターンが多いと思います。

 

ただ異国での生活の中で、どのような滞在先を選択しようとも、大学滞在期間中に一度もトラブルに見舞われないということはほぼないと考えた方が良いです。

私は寮に滞在していましたが、入寮のときのドタバタから、寮内のルールの理解、水道管の故障、管理人との交渉など色々経験しました。

トラブルに合ったときは自分一人で抱え込むのではなく、すぐに解決に向かって行動できること、具体的には誰かに助けを求めることが大事です。

それが出来なければどの滞在先を選んでも大変だし、それが出来ればどの滞在先でもそれなりにいい経験ができるはずです。

 

ということで住居についてのまとめでした。

最後までありがとうございました。