オンタリオ州の大学(その1)
- 2014.11.07
- カナダの大学 アルゴマ大学 ブロック大学 カールトン大学 ゲルフ大学 レイクヘッド大学 ローレンシャン大学 マクマスター大学 ニピシン大学 オンタリオ美術デザイン大学 オンタリオ工科大学
- カナダ, 大学, オンタリオ州
こんにちは。藤本です。
The Globe and Mailによるカナダの大学レポートのご紹介、本日はオンタリオ州(その1)です。
レポートの原文および昨年のレポートについては以下をご覧下さい。
参考:(昨年バージョン)カナダの大学の特徴(オンタリオ州その1)
目次
- Algoma University(アルゴマ大学)
- Brock University(ブロック大学)
- Carleton University(カールトン大学)
- University of Guelph(U of G、ゲルフ大学)
- Lakehead University(レイクヘッド大学)
- Laurentian University(ローレンシャン大学)
- McMaster University(マクマスター大学)
- Nipissing University(ニピシン大学)
- Ontario College of Art & Design University (OCAD、オンタリオ美術デザイン大学)
- University of Ontario Institute of Technology (UOIT、オンタリオ工科大学)
Algoma University(アルゴマ大学)
キャンパス:スーセントマリー(メイン)、ブランプトン、セントトーマス、ティミンズ
学生数:1,400名
記事記載の主な特徴
・学部教育に特化
・入学者の平均成績は65%
・2年生になる前の退学率が高いのが課題
・地元の学生が多い(94%はオンタリオ州出身)
Brock University(ブロック大学)
キャンパス:セントキャサリンズ(メイン)、ハミルトン
学生数:18,700名
記事記載の主な特徴
・研究と学部教育のバランスを取っている
・100%の就職率を誇るカナダで5番目に大きなco-opプログラムがウリで学生も評価している
・ムーディ湖を見渡せる美しいキャンパス
Carleton University(カールトン大学)
キャンパス:オタワ
学生数:25,600名
記事記載の主な特徴
・ジャーナリズム、建築、コンピュータ、物理学で有名
・学生の評価は平均以下
・7年以内の卒業率はオンタリオ州の中では低い
・エンターテイメントに特化したサテライトキャンパスをコーンウォールとナイアガラにオープンすると発表
University of Guelph(U of G、ゲルフ大学)
キャンパス:ゲルフ(メイン)、アルフレッド、ケンプトビル、リジェッタウン、トロント
学生数:23,200名
記事記載の主な特徴
・農学と森林学で世界的に有名
・学生の評価も高い
・学生の退学率は低く、卒業率は高い
・ゲルフの街は失業率や犯罪率も低く住みやすい
・今年アルフレッドキャンパスとケンプトビルキャンパスの閉鎖を発表
Lakehead University(レイクヘッド大学)
キャンパス:サンダーベイ(メイン)、オリリア
学生数:8、600名
記事記載の主な特徴
・シューペリア湖畔の森に囲まれたキャンパス
・新たなセンターは資源産業に関する環境への影響や北オンタリオの先住民権利に関する研究に特化
・学生と教授との交流に関しては学生の評価が低い
・Wifiや電気が使える勉強スペースについての学生の不満がある
Laurentian University(ローレンシャン大学)
キャンパス:サドバリー(メイン)、バリー
学生数:9,100名
記事記載の主な特徴
・フランス語プログラムの拡大とキャンパスの拡大で過去10年で学生数は50%増加
・学部教育を優先している
・学生の総合満足度は高くない
・木がたくさんあるラムジー湖沿いのキャンパスは美しい
・キャンパスからサドバリーのダウンタウンに行く交通手段は限られている
McMaster University(マクマスター大学)
キャンパス:ハミルトン(メイン)、バーリングトン、ウォータールー、セントキャサリンズ
学生数:28,400名
記事記載の主な特徴
・研究型大学として有名だが革新的な教育システムでも有名で14の国際的な教育の賞を受賞している
・学生の評価は良いものと悪いものが混在
・低めの学費、低めの入学基準のため、世界的に知られる大学としてはクイーンズ大学やウェスタン大学に比べて入学しやすい
・蔦に覆われたゴシック調や石の建物は不思議な気持ちにさせる
・ハミルトンのダウンタウンに医療センターをオープン予定
Nipissing University(ニピシン大学)
キャンパス:ノースベイ(メイン)、ブレイスブリッジ、ブラントフォード
学生数:5,600名
記事記載の主な特徴
・教授へのアクセスのしやすさや豊富な学習リソースは満足度が高い
・選択できるコースが少ないことが欠点
・1年生から始まるコンカレントプログラムがユニーク
・キャンパスは古くて傷みが激しい
・ロケーションは森と湖を望む美しい場所にある
Ontario College of Art & Design University (OCAD、オンタリオ美術デザイン大学)
キャンパス:トロント
学生数:4,700名
記事記載の主な特徴
・その分野でのトップである教授にアクセスできることが魅力
・先住民のビジュアルカルチャーやデジタルペインティングなどの革新的なプログラムを提供
・非常に競争的な雰囲気で教授からの批評も厳しい
・トロントのダウンタウン中心にある奇抜なデザインのキャンパス
University of Ontario Institute of Technology (UOIT、オンタリオ工科大学)
キャンパス:オシャワ
学生数:9,100名
記事記載の主な特徴
・設立から10年、科学、ヘルスケア、司法制度に関するキャリアを考える学生を対象とした技術系大学
・クリーンエナジーとしての水素製品やエネルギー効率を高める空調システムなどを発表している
・学生の評価は平均以下で、2年生への進級率の低さが課題
・今年犯罪科学プログラムがカナダで2番目にアメリカの認証評価を受けた
次回オンタリオ州(その2)をレポートします。
最後までありがとうございました。
-
前の記事
アルバータ州、サスカチュワン州、マニトバ州の大学 2014.11.05
-
次の記事
オンタリオ州の大学(その2) 2014.11.10