オンタリオ州の大学(その2)

オンタリオ州の大学(その2)

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こんにちは。藤本です。

The Globe and Mailによるカナダの大学レポートのご紹介、本日はオンタリオ州(その2)です。

レポートの原文および昨年のレポートについては以下をご覧下さい。

CANADIAN UNIVERSITY REPORT

参考:(昨年バージョン)カナダの大学の特徴(オンタリオ州その2)

 

 

University of Ottawa(オタワ大学)

キャンパス:オタワ
学生数:42,600名

記事記載の主な特徴

・バイリンガル大学として有名
・社会学の分野では世界的知名度
・学生調査の結果は芳しくなかったが、オンライン講座を取り入れることにより改善を図っている
・2013年に法を学ぶ学生向けに法廷教室がオープンする

 

Queen’s University(クイーンズ大学)

キャンパス:キングストン
学生数:24,800名

記事記載の主な特徴

・研究と学部教育両方に強み
・人文科学と社会学は世界的地位
・学生はキャンパスの支援は評価しているが教授へのアクセスのしやすさでは不満がある
・愛校心の強さと多くの学生が地元であることから、活気あるキャンパスが生まれている
・オンタリオの他の大学よりローンで就学している生徒が多い
・課外活動も充実していてリーダーシップを発揮する場面は多い

 

Ryerson University(ライアーソン大学)

キャンパス:トロント
学生数:31,500名

記事記載の主な特徴

・技術専門学校としての前身を持つ
・ジャーナリズムやビジネスなどキャリア構築にフォーカスしたプログラムを提供
・ビジネスインキュベーター組織であるデジタルメディアゾーンは世界でも5位、カナダでトップのランキング
・奨学金や図書館サービスには予算を使っていない
・社会行動主義の新たなコースを今年開設

 

University of Toronto(U of T、トロント大学)

キャンパス:トロント(メイン)、ミシサガ、スカボロー
学生数:82,000名

記事記載の主な特徴

・世界でもトップレベルの大学
・学生は支援的な環境や活動的かつ協力的な学習環境について評価していない
・1年次の小規模クラスのファンデーションプログラムはオリエンテーションの役割を担う
・ヘルスサービスや新しい奨学金プログラムは学生をサポートする役割を担っている
・厳格な学習基準や競争的な環境がストレスになる学生もいる

 

Trent University(トレント大学)

キャンパス:ピーターバラ(メイン)、オシャワ
学生数:7,900名

記事記載の主な特徴

・オックスフォードのカレッジシステムを参考にデザインされており、小規模クラスで運営されている
・学生の評価は平均的
・様々な補助費用があり、オンタリオ州で最も高額な学校の1つだが、奨学金が助けている
・キャンパスに流れるオトナビー川は憩いの場を提供し、川に沿った道路は自転車でダウンタウンにアクセスするのに便利
・街の中心から7キロ離れたキャンパスは不便
・オンタリオ州では最も卒業率が低い学校の1つ
・学生は左翼的傾向がある

 

University of Waterloo(ウォータールー大学)

キャンパス:ウォータールー(メイン)、ケンブリッジ、キッチナー、ストラットフォード
学生数:33,800名

記事記載の主な特徴

・カナダでスタンフォードに最も近い学校
・起業プログラムやCo-opプログラムを通じてビジネスを経験できる機会が多い
・目立つプログラムは工学、コンピュータ科学、数学、環境学
・学生は教授とのやりとりや支援的なキャンパス環境について満足していない
・オンタリオ州では多くの予算を奨学金に使っている学校
・Co-opプログラムは成長する機会として学生も評価している

 

Western University(ウェスタン大学)

キャンパス:ロンドン
学生数:28,500名

記事記載の主な特徴

・パーティスクールという評判があるが、単なるビールパーティというよりは楽しくフレンドリーな雰囲気と強い愛校心を持つ
・ロンドンのコミュニティと深いつながりがあり、プロジェクトやボランティアを通じて実社会の経験を積む機会が多い
・学生の満足度は高く、進級率も高い
・ビジネス、心理学、哲学、英文学が有名

 

Wilfrid Laurier University(WLU、ウィルフリッドローリエ大学)

キャンパス:ウォータールー(メイン)、ブラントフォード、キッチナー
学生数:18,000名

記事記載の主な特徴

・14,000名の学生が小さなダウンタウンのキャンパスにかよっているが、増加する学生に対応して異なるキャンパスを開発中
・ブラントフォードでは1999年に39名の学生しかいなかったが、現在では3,000名に増えている
・さらにミルトンのGTAタウンに新たなキャンパスを増やすことを希望している
・学生の評価は平均的
・カナダで最大級のCo-opプログラムを提供している

 

University of Windsor(UWindsor、ウィンザー大学)

キャンパス:ウィンザー
学生数:15,700名

記事記載の主な特徴

・大学はウィンザーの街の再建に重要な役割を果たしている
・ダウンタウンの歴史的建造物は修復されハウスファインアーツや経営者教育、社会学習に利用されている
・地域と密着した学習が行われている
・社会学、ビジネス、法律、地理、歴史を地域のリーダーたちと共に勉強している

 

York University(ヨーク大学)

キャンパス:トロント(メイン)、グレンドン(フランス語)
学生数:53,000名

記事記載の主な特徴

・リベラルアーツでよく知られているが、近年、科学技術、工学、数学分野も著しい成長を見せている
・オンタリオ州の他校よりも多くの移民学生が通っている
・1/3の学生は彼らの家族で最初に高等教育を受けている
・学生の評価はよくないが、学生の進学率や卒業率を高める計画を実施中
・学生は意見が強く学生間でのディベートも多い

 

次回ケベック州をレポートします。

最後までありがとうございました。