海外でキャリアを作りたい人のモデルケース【書評】世界は僕らの挑戦を待っている
- 2014.12.19
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- 世界は僕らの挑戦を待っている
こんにちは。藤本です。
留学の相談を受けていると、留学はしたいけど、その後の将来キャリアのイメージはあまり明確に分からないという方がいます。
特に学部留学を目指す方は、海外に行ったことがない、働いたことがない、という方が多いので、イメージが湧かないというのもある意味仕方ないですね。
ただ、イメージがないからそのままでいいかというと、それもちょっと違うなと思います。
働くイメージがないままでは、留学して卒業を間近にしても結局働くイメージはできません。
自分のキャリアイメージは留学したら勝手に出来上がるものではなくて、自分から作りに行くものです。
では、どうすれば そのようなイメージが作れるのでしょうか?
その1つの方法はこんな生き方いいなあと思うモデルとなるような人を見つけることです。
そしてその人が、10代、20代をどう過ごしていたのかを知ることです。
本日はその1つのモデルとなる人の本をご紹介します。
著者の横井さんはカンボジアで総合商社を起業した方です。
海外で起業している人は多くいますが、横井さんは30代半ばという年齢で、既に海外テレビ局のオーナーであり、プロサッカーチームのオーナーであるというちょっと飛び抜けた実績を誇っています。
将来の選択肢として起業するということは考えてもいない人も多いと思いますが、最初から選択肢を全く考えないというのも良くないです。
私自身、10代、20代前半まで起業は考えていなかったのに、今こうして起業しているのですから、分からないものです。
そしてこの本を読むと起業することの楽しさも分かると思います。
今注目を集める横井さんですが、もちろんスタート時点があったわけで、そのプロセスを見てもらえると非常に刺激を受けるのではないかと思います。
高校卒業後すぐにイギリスに渡った頃の話では、周りと上手くコミュニケーションできない悩みが生々しく書かれています。
この悩みは留学すると多くの人が感じる感覚ではないかと思います。私も本当に留学当時のことが思い出されました。
その後、イギリスで自分のカラを一つ一つ破っていった後は、現在のポジションに至るまで一直線で進んでいったという感じです。
本を読んでよく分かるのが横井さんが「目的志向」の人だなということです。
お金、人、知識
「こうなりたい」からそれに必要なものを学び、調達する。
留学であろうが、ビジネスの実践であろうが、何かを学ぶというのは、まさにこのように、目的があって、その目的のために現在足りないものを埋めていく作業なのだろうと思います。
またこの目的志向は結果にも結びついています。
本の中で目立つのが、 幸運にも、ものすごいタイミングでチャンスが舞い込むというエピソードやシーンです。
これは運が良いという側面もあるのかもしれませんが、チャンスが舞い込むというのは、なりたいイメージや欲しいもののイメージを強烈に持っていて、そのためのチャンスを常に探しているからに他なりません。
それがあるからこそ、外から見ているとまるでチャンスが勝手に向こうから訪れるような生き方になっているのではないかと思います。
こんな爽快な生き方、そして海外で起業するというキャリアに興味があれば、一度ご覧になってはいかがでしょうか。
P.S.
年末年始は12/26-1/2の間お休み致します。
その間に頂いたお問い合わせ等へのお返事は少し遅れる可能性がありますのでご了承下さいませ。
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