カナダ永住権取得への道(後半)

カナダ永住権取得への道(後半)

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こんにちは。藤本です。

前回、永住権の申請までの話を書いてみました。

今日はその続きです。

と言っても申請前はあれほどバタバタだったのに、一旦申請するとあとは何もできません。

ひたすら審査の進行を見守るだけです。

だからプロセスも基本的には自動で進んでいったという感じです。

 

申請から受理、永住権の発行まではいくつかのステップに分かれます。

まず書類を提出したカナダ移民局での一次審査。

実質的にはここが最後の関門という感じです。

ここで書類に不備があれば無残にも書類が返却されて終わりです。

また職種ごとに設定された上限人数を越えても同じ運命です。

無事に一次審査を通過すると登録していたクレジットカードから手数料が引き落とされます。

私の場合、それが確認出来たのが7月半ばでしたので、申請2か月後ということになります。

 

その後マニラに書類が転送されてマニラでの二次審査となります。

ここの審査は警察証明と健康診断くらいなので、ほぼ問題なく通ると見ることができます。 

審査はゆーっくりと進み、二次審査がほぼ完了したことを知らせる健康診断のリクエストが来たのが翌年4月です。

ちなみに私のときはカナダ移民局もマニラのビザオフィスも長ーいストライキ期間に引っかかったため、多分普通はもっと早く進むと思います。

 

健康診断は、リクエストを受けてから60日以内に受診する必要がありましたので、指定された病院で6月に受診しました。

指定された病院リストのうち、子供も一緒に受診できる病院は限られていて、かつ受診曜日も決まっていたため、平日朝から遠くまで行ったことを覚えています。

 

そしてもう一つ、健康診断を受けた日から1年以内にカナダにランディング(実際にカナダに入国すること)を行う必要があります。

このランディングは移住のためのランディングでなくてもよくて、旅行でもOKです。

書類を持って空港に行くと、最後の手続きが行われてそこで永住権が発行されます。

ということで昨年末にトロントにランディングしてきたという訳です。

 

トロントのピアソン空港では入国手続きをした後に移民局のオフィスに入ります。

ちなみに留学でトロントに行く場合も、このオフィスに入って学生ビザを受け取ります。

私もかつて留学したときに学生ビザを受け取って以来の入室で、少し懐かしかったです。

手続き自体は書類を提出した後、サインをして簡単な説明を受けて終わり。

パスポートにドンってハンコを押されることも、ビザを添付されたりってこともなく、その瞬間はあまり実感がありませんでした。

ランディング後1か月くらいでランディングした州の指定した住所(友達の家など)に永住者を証明するカードが届きます。

これを受け取ると永住権取得のプロセスがすべて完了します。

 

カナダの永住権は5年有効です。

5年のうち2年をカナダで過ごすと次の5年がまた延長できるという仕組みです。

更新は、し続けなければなりませんが、これで永住の権利を得たということになります。

 

考えてみれば、思い立ってから3年、申請してから1年半での取得ということになります。

長かったような、短かったような。。

繰り返しますが、募集の延期とかストライキとか、私のケースはイレギュラーが多かったため、通常はもっと短いと思います。

 

でも留学体験の話を見ることはあっても永住権取得の体験を見る機会は限られていると思いますので、今回こうして書いてみることにしました。

永住権取得を目指す方の何かの参考になれば幸いです。

 

最後までありがとうございました。