留学したら必要な知識【書評】Courrier Japon(クーリエジャポン)2015年3月号

留学したら必要な知識【書評】Courrier Japon(クーリエジャポン)2015年3月号

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こんにちは。藤本です。

今日は発売から少し時間が経ってしまいましたがクーリエジャポンの3月号を紹介してみます。

 

今号の特集は「こうすれば世界の人と上手につきあえる」ということで、留学した場合に覚えておいた方が良い知識が色々紹介されてます。

・各国のマナー
・ジェスチャーのタブー
・ビジネスでの思考パターン

などの項目で各国によって異なる習慣や考え方が整理されています。

ちょっとステレオタイプかもしれませんが、各国の出身者と付き合う際に、予備知識として知っておけば心の準備が出来るし、無用な衝突を避けることができるでしょう。

 

特に10か国語を操る言語学者が分析した各国の会話、交渉パターンを図解した部分は興味深いです。

最初からオープンで、時には譲歩、時に強引さで結論を急ぐ米国人
論理を重視して、手の内は見せないフランス人
直接的な対決を避け、時間をかける英国人
ユーモアを好まず一直線の議論を好むドイツ人
会議は情報収集で交渉や意思決定は水面下で行うことの多い中国人

などなど。

ちなみにカナダ人の思考パターンは、「米国人より控えめ、調和を求める傾向があるが、単刀直入で、時間の浪費を嫌い、実用的な言葉による率直な意思表示を好む」だそうです。

もちろん、人によって違うというのが大前提ですが、控えめ、調和を求める傾向がある、というのは傾向としては合ってるような気もします。

カナダの場合、特に都会はそもそも移民が多すぎて、純粋なカナダ人の傾向っていうのがよく分からなかったりもしますが、全体としては、米国人のイメージと比べると柔らかい態度や表現が多いという印象はあります。

 

もう1つ小さい記事でしたが、ビジネススクールに理系の学生が増えているという記事がありました。

これは面白いですね。

ビジネスもデジタル化によってプログラミングやデータ分析などの理系の要素が求められるようになっているとのことです。

私も理系出身なので、理系出身者がビジネスを学ぶことの意義はとても大きいものがあると思っています。

理系の発想って単に技術だけではなくて、事象Aと事象Bとの間に関連性を見つけたり、不規則に見えるものから規則性を見出すことにあります。

この強みはビジネスにおいて活かせる場面がたくさんあります。

またビジネスは理論だけでは語れないような人の感情とか好みとかを扱うという要素もあります。

理系の人がビジネスを学ぶことで、理論と感情の両方に強みを持てるようになれば、これはかなり強いですね。

 

他にも今話題のイスラム国関連、起業に関する特集、フランス、ロシア、アメリカでの移民や人種差別問題など、今回のクーリエはなかなか濃い内容でした。

宜しければご覧になってみてください。

 

最後までありがとうございました。