あなたの幸せの定義とは?
- 2015.02.24
- お勧め書籍
- 留学, 大和魂に火をつけよう
こんにちは。藤本です。
突然ですが
あなたは何を求めて留学を目指しているのでしょうか?
いきなり少し重たい投げかけかもしれませんが、私がこのブログの開設以来、一貫して投げかけていることです。
「そうは言っても留学して何が得られるかも分からないし、留学でどのように自分が変わるかもイメージ出来ないし・・」
そんな人も多いのかもしれません。
そう思う人の気持ちも分かるので、留学した人がその後どんな人生を歩んでいるのか、それが分かるような本を紹介したり、留学経験者にインタビューをしたりして、このブログでも紹介してきました。
今日はその一環として、こちらの本のご紹介をします。
この本の著者、神谷宗幣さんは現在37歳の政治家です。
政治家の本をブログで紹介するのは少し勇気が要ります。
政治家というのは色眼鏡で見られやすいですし、このブログの読者の中にも、この本の主張に対して正反対の意見を持つ人もいるでしょう。
それでも留学をきっかけに気づきを得てこんな人生を歩む人もいる、そして海外に行くならこんなことは知っておくべきという内容が詰まっていますので、是非読んでもらいたいと思い紹介します。
私自身、留学する前に知っておきたかったという内容がかなりありますので。
本の冒頭に「幸せの定義」という話があります。
誰もが「幸せになりたい」というけれども、多くの人はその「幸せ」の定義が決まっていないという話です。
それが決まってないから、そのゴールに向けたアクションや生き方が選択できない、加えて言うならたとえ現時点が「幸せ」な状態だったとしてもそれを実感できない、ということだと思います。
ちなみに私は幸せの定義を毎年決めています。
去年は定義していた幸せが達成できて、とても幸せな年でした。
今年の定義もありますので、今その幸せをつかむために行動しています。今年幸せになれるかどうかはこれからの頑張り次第です。
あなたはどうでしょうか?
ゴールが決まっていないというのは、留学で言えば「何を求めて」留学するのかがはっきりしない状態です。
留学は、実際に行ってから知ったり気づいたりすることがとても多いので、最初の段階ですべてを見通すことはかなり難しいです。
だから行ってからゴールが変わるのは全く問題ないと思います。
でも少なくとも行く前の時点で何もゴールイメージを持たないというのはNGです。
次の1章の中では、神谷さんが政治家になった経緯が書かれています。
原点はカナダへの留学です。
そこで得た気づきをスタートに、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカと渡り、世界を見ることで、人生の志が形成されていく様子が描かれています。
留学は、それまで当たり前だったものが当たり前でないと知る経験がよくあります。
そこで疑問や気づきが得られるだけでも、その留学はとても意義があると思いますが、さらにそれが行動を伴い、人生の志にまで高められたら素晴らしいですね。
この章は、そんな留学期間中・留学後の過ごし方や生き方を考えるときの参考になるのではないかと思います。
3章は問題提起として、教育、マスメディア、歴史、戦争、お金、食と医療の6つのテーマについて書かれています。
ここで書かれている内容は、学校で学んだり、普段受け身で情報を受け取っているだけでは、ほぼ知ることのない内容です。
私自身も、ここ数年で知ったことが多いのですが、留学前に知っていたらもっと違う世界の捉え方が出来ただろうな、と思うことも多いです。
だから留学前に知識として知っておいて欲しいなと思います。
神谷さん自身も書かれていますが、ここに書かれた内容や見解は鵜呑みにする必要はないです。
あくまで1つの見方ということです。
ただ、受け身でいるだけでは知らない世界がたくさんあることを認識して、そのために自分自身の手でしっかり調べてみることの必要性を感じてもらえればと思います。
ということで、留学して得られるもののイメージをしてみるため、留学後の生活をより充実したものにするため、お読みになってみると良いと思います。
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