起業してから移住に至るまで

      2016/08/09

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こんにちは。藤本です。

今日はブログの予約投稿機能を使って投稿しております。

この記事が公開される時間は、私はカナダ移住の真っ最中で、現地到着直後ぐらいだと思います。

この記事は一昨日に書いたものです。

家の中の家財道具を9割方処分するという超断捨離を実行した直後、ガランとした家の中で、机も椅子もない中、床に座って書いています。

 

移住を目指す人は多いと思いますが、気になるのは移住後、どうやって収入を得るか、というところだと思います。

その1つの選択肢として起業という手段があります。

そこで、今日は、参考までに私が起業してから移住に至るまでの特に起業に関するプロセスをちょっと振り返っておきたいと思います。

 

1.起業の決断

2014年1月1日に私は起業しました。

その前日、つまり2013年12月31日までは、私は会社員で、大学卒業以来14年間(うち2年は留学で休職)、旧財閥系のシンクタンクに勤務して主に経営コンサルティングの仕事をしていました。

起業を決めたのはその1年前の2013年1月1日です。
(正月に何かを決めるのが私は好きです^^)

当時、仕事そのものは楽しかったですし、人間関係にも恵まれていましたが、あまりにも忙しく、家にいても常にリモートで仕事をしている状態でした。

また当時既に海外移住を見据えていたため、その会社に勤め続けること以外に収入を得る手段を考えていました。

移住後に収入を得る手段としては、現地の企業に就職するか、自ら起業するかが考えられますが、私としては起業の方が現実的に見えていました。

なぜ私がこう思ったかは、いくつか背景がありますので、少し記載しておきます。

 

まず、現地での就職が非常に壁が高いという認識がありました。

かつて私が留学していた当時はリーマンショック真っ最中で、クラスメイトたちも就職活動に非常に苦労していました。

このときの印象がありました。

また、仮に今の経済状況が当時ほど厳しくないとしても、職歴のない業種への就職は極めて難しいという状況は変わりません。

私が、これまで経験がある経営コンサルタントの職を求めるとすると、英語力の壁が非常に高くなります。MBAを何とか卒業できる程度の英語力では太刀打ち出来ないと、直感的に感じていました。

 

次に、起業に対するネガティブなマインドがなかったという状況が挙げられます。

カナダはスモールビジネス(1-数名程度の会社)が非常に多く、起業意識が高いという特性があります。

(参考)カナダ人の起業意識を見て改めて留学の意義を感じました

私も留学中に何人かの起業家と話をする機会がありました。

しかし、みんな会って話してみると普通の人なんです。

扱っている商品も別に大したことありません(と私からは見えました)。

でも、どんどん起業しているし、周りもそれを応援するんです。

そのことから私の中で起業に対してもっていた「大変そう」「優秀な人がするもの」というイメージが大きく変わりました。

 

また、帰国後に、起業について自分なりに調べてみた結果も、起業へのイメージをポジティブなものにしました。

特にインターネットが出来てからは、起業がかなり手軽になっており、学歴も、職歴もない人が、起業して、会社員以上に稼いでいる、という事例もたくさんあることを知りました。

もちろん中には怪しい情報もたくさんありますので、見極めは必要ですが、実際にそういう人に会ってみたりすると、何だか起業も恐れるようなことではないな、と思うようになったのです。

こうして私は起業することに決めました。

 

ただ、起業も簡単に話が進んだわけではありません。

 

2.業種選定

まず最初の壁は、どんな分野で起業するか、でした。

起業を決めてから1年間は、会社員をしながら、どんな分野で起業するかを模索する準備期間に充てました。

カナダに移住するのが前提だったので、それまで経験していた法人向けの経営コンサルは候補から外しました。

 

起業を専門にするコンサルタントにアドバイスもお願いしました。

経営コンサルタントをしていた私が、他のコンサルタントに依頼をするというのも最初は変に感じていましたが、この判断はとても正しかったと思います。

 

実は当初私は、大規模な先行投資が必要となる別の業種を考えていました。

しかし、その案は即座にコンサルタントから却下されました。

起業時に大きな投資をして一度コケたら次が動けなくなる、というアドバイスでした。

今思うともっともなアドバイスです。

その方向性で突っ走っていたら、多分今の私はありません(笑)

このアドバイスには本当に感謝しています。

 

その後いくつかの候補の中から私がたどり着いたのは「留学」をテーマにするということでした。

この仕事はそれまで全く経験がない仕事でしたが、自分の経験も活かせるし、社会的意義もある仕事だと思ったのです。

そこからさらに(これは自分の判断でしたが)差別化のためカナダの大学をターゲットに留学を目指す人の相談業務をビジネスにすることにしました。

 

3.最初の受注まで

起業して一番苦しいのは、最初の受注までと言われます。

私も実際に一番苦しかったのは、このプロセスでした。

 

起業して、1か月、2か月と売上ゼロが続きました。

3か月目に、私は方向性の転換を決断しました。

この見極めのタイミングは我ながら早かったと思います。

決断できたのは、あらかじめ見極めの指標を決めていたからです。

 

この事業は「自分が出来ること」をベースにして考えた業種でしたが、指標をモニタリングしていった結果、マーケットはあるけれども、これ一本で収益を上げられるニーズはない、ということに気づきました。

そして、次は自分が出来る出来ないは関係なく、ニーズがあるマーケットを選び、そこに自分を合わせていくようにしようと考えました。

 

この時は、また別のコンサルタントにアドバイスを依頼をしました。

そのアドバイスに従って、改めて市場のニーズを調査していった結果、それまで考えていたサービスではやはりニーズが少ないことがはっきりしました。

そして、留学に関連してより強いニーズがある分野として、IELTS学習支援の事業を始めることに決めました。

 

ただこの事業は自分が出来ることをベースにしていなかったため、サービスを提供するためには、私自身が変わる必要がありました。

このため数か月間、使える全ての時間を使ってIELTSを研究し、留学前の英語学習時のノウハウをIELTS用にアレンジしていきました。

そうして、ようやく立ち上げたこの事業が、私に最初の売上をもたらしました。

起業してから8か月目のことです。

 

4.業績安定化まで

その後は売上ゼロ状態はなくなりましたが、業績としては、まだまだ不安定でした。

初受注から半年後には一度、会社員時代の月収を越える売上となりましたが、翌月にはその半分の売上になるなど、全く売上が読めない状態が続きました。

そこで、より安定させるべく、模索をしていました。

 

その頃、私は3人目のコンサルタントと出会い、その方の教えを実践していくようになりました。

この方のアドバイスで大きかったのはマインドセットの持ち方とメディアの使い方です。

この2つが変わったおかげで、売上が安定するだけでなく、規模も大きくなりました。

会社員時代の月収を安定して越える状態が出来上がり、さらに自分でその売上をある程度コントロールできる状態も作ることが出来ました。

このような状態が出来て、今年の1月1日(やっぱり何かを決めるのは正月です)に、この夏での移住を決意しました。

 

5.専門家の意見を聞くことの価値

ここまでが、起業してから移住を決断するまでの経緯です。

私は起業前に経営コンサルタントの仕事をしながら、自分の仕事の意義が今一つ分かっていませんでした。

しかし、自分が起業して、コンサルタントから助言を受ける立場になって、はっきりとその意味が分かるようになりました。

私の起業前、最初の受注、その後の安定化と3つのステージで、それぞれ専門家のアドバイスを参考にしてきました。

そのどれもが非常に重要なアドバイスであり、自分一人では判断できなかったことが多いです。

改めて専門家の意見を聞くことの重要性を認識しました。

 

留学も、英語も、起業も、なかなか一筋縄ではいかないものです。

結果を出すために必要なのは、専門家の意見を聞き、そして実際に行動することなのだと思います。

その意味では、留学も英語も起業も全く同じだなあと感じています。

 

 

次回の記事からは、移住先のトロントから書いていきます。

このブログも新たなステージに入っていきます。

お楽しみに。

 


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