カナダ移住日記:日本出国編その1

カナダ移住日記:日本出国編その1

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こんにちは。藤本です。

新企画で「カナダ移住日記」シリーズを始めてみたいと思います。

これは、カナダに移住した私が経験した移住絡みの内容をお伝えしていく内容になります。

移住でなくて留学の場合も、同じ手続きが必要になるものもありますので、是非参考にしてみて下さい。

 

まずは出国前の話から始めてみたいと思います。

出国前の準備というのは、それなりにたくさんありますが、手続きを忘れて、一度出国してしまうと、後から出来ないことも多いので、漏れがないように確認して進めていきましょう。

我が家で実施したことを、反省点なども含めてお伝えしてみたいと思います。

出発前の準備項目を書き出してみると全部で30項目近くになりましたので、記事としては3回ほどに分割して書き出してみたいと思います。

まず今回は出発3か月前から2か月前に行う内容になります。

 

出発日の決定(3か月前)

まずは出発日を決めます。これがないと何も始められません。

私の場合、子供が日本で1学期を終えてから、移住先の新学期が始まるまでの間ということで、7月末から8月中旬くらいまでが候補になりましたが、7月末までは日本での事業を行い、その後準備が1週間程度かかると考えたのと、8月10日を超えるとお盆休みで飛行機代が高くなる、という事情を考慮して、8月8日を出発日と決めました。

ただ、本当はもっと早くすべきでした。
というのも、カナダは8月が引っ越しシーズンで、非常に物件が見つけにくい状況だからです。

子供の学年の境目という意味では夏の引っ越しが良いですが、現地の物件探しを考えると6-7月がベターです。

 

飛行機の予約(3か月前)

出発日が決まったら、何はともあれ飛行機を確保します。

遅くなればなるほどチケット代が高くなったり、席が確保しにくくなりますので。
特に夏はハイシーズンなので要注意です。

移住の場合、基本的に片道しか使いませんが、しばしば往復チケットの方が安くなったりします。

我が家も往復チケットで購入しました。

 

事業停止の計画とアナウンス(3か月前)

これは起業している人しか関係しないですが、私のように個人事業主の場合は海外移転に伴い、日本の事業を廃業し、現地で登録する必要があります。

また引っ越し作業に入ると事業どころではなくなりますので、何月何日まで事業を行うかを決めて、必要に応じてアナウンスをします。

私の場合は事業を行うのは7月末と決めて、ブログやメルマガ等でアナウンスをしました。

ここは会社に勤めている人であれば退職日を決めて、上司に相談する手続きになります。

 

健康診断・治療・予防接種(3か月前)

海外だと保険の関係、言語の違い、治療方針や薬の違いなどがあるため、日本にいるうちに、必要な健康診断や治療は済ませておいた方が良いです。

また、必要な薬などは多めにもらうようにします。

特に歯の治療は1-2か月かかることもある上に、海外だと保険対象外となるケースも多いですので、早めに済ませておくことをお勧めします。

私も6月から健康診断と歯の検診は一通り行いました。

家族も同様ですが、子供の場合は、現地の学校に行くのに必要な予防接種も決められていたりするので、病院に事情を説明して、予防接種も計画的に受けるようにしました。

 

関係者へのアナウンス・送別会(2か月前)

2か月ほど前からは、お世話になった方に直接お会いしたり、メールを送ったりして、報告をしていきました。

1か月前くらいには送別会もあったりするでしょうから、多少その分の時間は見ておいた方が良いでしょう。

 

住宅の解約(2か月前)

賃貸の住宅に住んでいれば、解約の通知を行います。

解約通知のタイミングは、契約によって1か月前だったり2か月前だったりするので、特に2か月前通知の契約の場合は、遅れないように通知をしましょう。

 

学校の転出手続き(2か月前)

子供がいる場合は、学校の転出手続きをします。

担任の先生に連絡をすると手続きを進めてもらえます。

うちの娘の場合は、担任の先生が、いつどんな言い方でクラスに伝えるかまで、細かく相談に乗ってくれました。

 

現地補習校のエントリー(2か月前)

カナダで子供に日本語の教育を受けさせたい場合、トロントだと日本語補習校があります。

これは平日は現地の学校に通いつつ、週末だけ日本語で日本の教育をする機関です。

補習校への入学は元々駐在員の子供が優先のため、移民の子供の場合は、一旦ウエイトリストに入り、枠があれば入学できるという仕組みです。

子供を補習校に入学させたい場合は、2か月前ほどにエントリーしておきます。

 

現地一時滞在先の予約(2か月前)

現地に到着してから新居に入居できるまでの間の滞在先を確保します。

だいたい3週間から1か月ほど見ておくと良いと思います。

うちは3週間強の滞在を予約しましたが、本当にギリギリ最後の日まで使い切りました。

現地物件は必ずしも即入居出来る物件ばかりでなく、1か月後に入居できる物件があったりもしますので、その場合は一時滞在先の予約を延長する必要があります。

長期の滞在になるので、特に家族連れの場合は、キッチンなどがついたアパートタイプの滞在先を選ぶと良いです。

毎日外食になるとかなり食費がかかりますし、胃も疲れます。

 

ということで、出発2か月前までに必要な項目でした。

次回このシリーズでは出発1か月前に必要な項目を挙げてみたいと思います。