オンタリオ州の大学(その2)(2017年版)

オンタリオ州の大学(その2)(2017年版)

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こんにちは。藤本です。

The Globe and Mailによるカナダの大学レポートのご紹介、本日はオンタリオ州その2です。

レポートの原文および過去のレポートについては以下をご覧下さい。

CANADIAN UNIVERSITY REPORT

参考:

(2014年バージョン)カナダの大学の特徴(オンタリオ州その2)
(2015年バージョン)オンタリオ州の大学(その2)
(2016年バージョン)オンタリオ州の大学(その2)

 

University of Ottawa(オタワ大学)

キャンパス:オタワ
学生数:41,754名

記事記載の主な特徴

・10の学部と450以上のプログラムを提供
・大規模な英仏バイリンガル大学であり、大規模な法学校を持つ
・奨学金と図書館サービスのために州平均以上に大きな予算が割かれている

 

Queen’s University(クイーンズ大学)

キャンパス:キングストン
学生数:21,093名

記事記載の主な特徴

・中規模の学校だが、キングストンの町には大きな影響力を持つ
・95%の学生がキングストン以外の出身だが、ほとんどはキャンパスから15分以内の場所で生活している
・入学者の高校の平均GPAは89%で、卒業のために努力しなければならない
・6年以内の卒業率は90%で州の中で最も高い
・学生の評価でも学校の総合満足度はオンタリオ州で最も高い
・インターンシップ等、学校外での経験も推奨される

 

Ryerson University(ライアーソン大学)

キャンパス:トロント
学生数:38,950名

記事記載の主な特徴

・トロントの中心街に位置し、ダウンタウンの生活を反映している
・工学、経済学、ジャーナリズム学、看護学、都市計画などの分野でキャリア構築にフォーカスされた多くの学習機会がある
・卒業率は72%で州平均よりも低いが、卒業2年以内の就職率は94%と高い
・100以上の大学院、学部プログラムを提供
・ゾーンラーニングと呼ばれるプログラムでは、ビジネスアイデアをファッション、ソーシャル、デジタルメディアなどの専門家と話し合いながら、形にしていく

 

University of Toronto(U of T、トロント大学)

キャンパス:トロント(メイン)、ミシサガ、スカボロー
学生数:86,709名

記事記載の主な特徴

・トロントの中心にありながら、伝統的な建物と緑の空間を感じるキャンパス
・カナダ最大の学生数を抱える大学
・QS世界大学ランキングで世界14位にランクイン
・カナダ大学の中で最も研究が盛んであり、研究費も最も大きい
・反面、学生の評価は州平均よりも低い

 

Trent University(トレント大学)

キャンパス:ピーターバラ(メイン)、オシャワ
学生数:7,264名

記事記載の主な特徴

・教授対学生の比率は1:18で小規模なクラス
・ポーターバラキャンパス周辺は自然も豊かでオトナビー川が近くにあり、30キロのトレイルもある
・ダーラムにあるキャンパスはトロントのダウンタウンから40分の距離にある
・高校の成績が90%以上の学生は授業料が免除される
・卒業時に借金を抱える学生の率は州平均よりも高いが、卒業2年以内の就職率は94%

 

University of Waterloo(ウォータールー大学)

キャンパス:ウォータールー(メイン)、ケンブリッジ、キッチナー、ストラットフォード
学生数:29,004名

記事記載の主な特徴

・入学者の高校の平均GPAは89%で、ウェスタン大学、クイーン大学と並び州で最もGPAが高い大学
・州で最も学生財政支援に予算を使っている大学
・Co-opプログラムを取り入れたカナダで最初の大学で、現在もカナダ最大のCo-opプログラムを提供
・また研究予算も大きいことで知られる
・卒業2年以内の就職率は94%

 

Western University(ウェスタン大学)

キャンパス:ロンドン
学生数:33,206名

記事記載の主な特徴

・2011年に北米におけるベストパーティスクールという評判だったが、この評価は、ゴールのフォーカスという面と表裏一体である
・1年生の高校での平均GPAは89%であり、リーダー育成にフォーカスしたビジネススクールはMBAとして国際的に評価されている
・6600万ドル以上もの大きな研究予算を運営し、平均以上に図書館に予算を配分している
・州の他の大学よりも借金を抱える学生の率は高いが、入学者の85%が卒業している

 

Wilfrid Laurier University(WLU、ウィルフリッドローリエ大学)

キャンパス:ウォータールー(メイン)、ブラントフォード、キッチナー
学生数:15,843名

記事記載の主な特徴

・ウォータールーにメインキャンパスを置く中規模の大学
・カナダ最大のCo-opプログラムを提供しており、毎年4500名が職を得ている
・卒業後2年以内の就職率は95%
・コミュニティミュージックの修士コースでは、セラピーやコミュニティビルディングの機能を持つ実利的な音楽を教えている
・このプログラムは2013年に開講され、先住民学、社会学、健康科学、社会科学などのコンセプトをベースに、学生に様々な機会を与えている

 

University of Windsor(UWindsor、ウィンザー大学)

キャンパス:ウィンザー
学生数:13,856名

記事記載の主な特徴

・オンタリオ州とミシガン州の境目に位置しており、国境も近い
・留学生が11%を占める
・卒業率は73%で、州平均と比べると控えめ
・2012年にオープンした工学イノベーションセンターは80を超える研究所のハブとして機能

 

York University(ヨーク大学)

キャンパス:トロント(メイン)、グレンドン(フランス語)
学生数:52,300名

記事記載の主な特徴

・州ではトロント大に次ぐ大きさの大学
・2つあるキャンパスのうちの1つ、グレンドンカレッジは完全に英仏のバイリンガル教育を行っている
・学生の卒業率は73%で、州平均を少し下回る
・卒業2年以内の就職率は90%
・卒業時に借金を抱える学生の率は州平均よりも低い
・大規模な心理学プログラムと、カナダ唯一の宇宙工学プログラムを提供している
・学生は国内外の宇宙関連機関で働いた経験のある教授から学び、プラネタリーシステムや宇宙開発デザインのコースを取る
・2016年に1億1500万ドルをかけて「ザ・クラウド」と呼ばれる新たなビルを建設

 

次回ケベック州をレポートします。

最後までありがとうございました。