カナダでの人気職種の移り変わり

カナダでの人気職種の移り変わり

こんにちは。藤本です。

こんな記事がありました。

The top jobs then and now (The Globe and Mail)

 

カナダにおける人気職業がこの15年でどう変わったか、というものです。

まずは15年前のトップ10は・・・

1.Administrative assistant(事務員)
2.Sales clerk(営業)
3.Teacher(教師)
4.Transportation operator(運転手)
5.Hospitality manager(観光・接客マネージャー)
6.Medical assistant(医療アシスタント)
7.Investment banker(投資銀行員)
8.Mechanic(機械工、自動車整備士)
9.Real estate agent(不動産エージェント)
10.Social worker(介護士・福祉士)

といった感じです。

はい、私の感覚では、それなりに納得感のあるトップ10という感じがします。

 

それに対して、現在の人気職業はというと・・・

1.Information security analyst(情報セキュリティアナリスト)
2.Software developer(ソフトウェアエンジニア)
3.Business development consultant(経営コンサルタント)
4.Visual artist(graphic designer, animator, photographer, videographer)(ビジュアルアーティスト)
5.Data specialist(データ管理者・アナリスト)
6.Translator(翻訳者)
7.Customer logistics manager(物流マネージャー)
8.Online community manager(オンラインコミュニティ管理者)
9.Market research analyst(マーケットリサーチアナリスト)
10.Engineering technician(エンジニア)

随分、様変わりしましたね。

15年前とデータソースが違うので、単純な比較はできないと思いますが、それでも何だか時代を表しているような気がします。

 

まず、15年前の人気職種は1つも入ってません。

まるで違うランキングを見ているみたいです。

 

そして、目立つのは圧倒的にIT系の職種です。

1.2.5.8.と、完全なIT系がトップ10のうち4つを占めます。

それ以外でも、4.7.9.辺りはITとは切り離せない職業だと思います。

ということで、本当にIT全盛時代だなと感じますね。

 

それから個人的に面白いと思ったのは、6.翻訳者、7.物流マネージャー、9.マーケットリサーチアナリストという、昔からあったであろう職種が今更入っていることです。

考えられる変化としては、マーケットやニーズが多様化してきており、その多様化したニーズを把握する必要性が高まっている、ということでしょうか。

 

いずれにしても、今大きな時代の変化の中にある、という認識を改めてこのランキングを見て感じました。