考える力は小学校から

考える力は小学校から

こんにちは。藤本です。

長女の小学校は今週はマーチブレイクでお休みです。

私は今まで、何となくイメージでカナダの学校には宿題がなく、塾も存在しないと思っていました。

カナダの子供たちは日本の子供たちよりのんびり過ごしているイメージを持っていました。

しかし、娘の小学校では毎日宿題がバンバンでます。(学校、先生にもよります)

また、学校の外で塾に通う生徒もいます。アジア人の住人が多いエリアは比較的教育熱心な家庭が多いので、このような傾向があるようです。

 

娘はまだ学校で一日の半分をESLで過ごしているので、宿題はほとんど算数ばかりで少ない方ですが、レギュラークラスに通う子供たちは社会や国語もあり、毎日なかなか大変そうです。

 

例えば、ある日の国語の宿題はこんな感じでした。

Write a definition for each type of paragraph. Then give an example for each type of paragraph.
(以下のパラグラフの種類について定義を書きなさい。それぞれについて例を挙げなさい。)

1.Narrative paragraph(物語風のパラグラフ)
2.Descriptive paragraph(描写をしているパラグラフ)
3.Expository paragraph(説明をしているパラグラフ)
4.Persuasive paragraph(説得力のあるパラグラフ)

 

また、こんなのもありました。

Research two different world or domestic issues you can write and ask questions to the Prime Minister. You may also find somethings you would like to praise him about during his term.(2つの国際問題もしくは国内問題について調べ、首相へ質問を書きなさい。彼の任期中の業績について賞賛するべきことがあれば書きなさい。)

 

このように、日本の宿題によくある計算問題や漢字問題などひたすら問題を解けば終わるものはあまりなく、説明をしなければならない宿題が多いのでとても時間がかかるのです。

大変ではありますが、でもこのような考えさせる宿題をやるってとても大切ですよね。

 

日本人は、こういう考えるトレーニングを小学校から積んできた人たちと、将来、勝負しなければなりません。

勝負していくためには、日本でももっともっと自分で考える、というトレーニングや経験が必要だと思うんです。

日本の教育も素晴らしいところはたくさんあるのですが、こういうところはもっと改善していってもらいたいなと思います。