カナダの子供のIT事情

カナダの子供のIT事情

こんにちは。藤本です。

娘がこちらの小学校に入ってから半年以上が過ぎ、最初の頃は時々家で泣いていた娘も、目に見えて生活に慣れていっているように思います。

 

それでもまだまだ奮闘し続けている科目があります。それはメディアという授業です。

これは、コンピューターやインターネットを使って課題をこなす授業なのですが、娘は今までほとんどパソコンを使ったことがなく、とても苦戦しています。

我が家には親がまったく興味がないので、ゲーム機の類も一切ないし、とにかく娘はアナログ人間なのです。

 

反面、周囲の子供たちは普通にiPhoneを持っていたり(小学生ですよ)、自宅のパソコンで友達とチャットしていたり、かなりこうした機器に慣れ親しんでいるようにみえます。

そういえば先日あった学校のオーバーナイトトリップ(修学旅行のようなもの)の説明会でも「オンライン機器は持ってこないでください。たまには数日間インターネットにつながないのもいい機会ですから」と先生が話していたそうです。

それくらい小学生でもIT機器に触れているのが普通なんですね。

 

そのような娘は、メディアの授業中みんなが楽しんでパソコンを使っている時間、何をしていいのかわからず、また何がわからないのかを説明する英語力もないため、本当に困っているようなのです。

そこで妻は何度かメディアの先生に娘がサポートを必要としていることを伝えました。

そのたびに先生はすぐに対応してくれ、娘を自分の席の隣に座らせたり、また別の生徒に娘を手伝うよう指示してくれたり。本当にありがたいです。

 

でもさすがカナダ。時々先生が来ない日があるそうです。

ある時妻がメールで先生にサポートをお願いし、「明日の授業ではちゃんとわかるように説明しますね」と言ってくれていた日に娘に「メディアどうだった?」と尋ねたら「先生お休みだった」と言われて拍子抜けしたこともありました。

 

良くも悪くも、子供とIT機器との距離が近いカナダです。

今後どのように付き合わせていくか、試行錯誤しながら考えていきたいと思います。