トロント大学の博士課程の学費が減額
こんにちは。藤本です。
カナダのカレッジや大学の留学生の学費はカナダ国籍や永住権を持っている人の3倍ほどと、かなり金額に違いがあります。
しかしトロント大学が先週、博士課程の留学生の学費を国籍・永住権保持者と同じ額にすると発表し、話題になっています。
Giving a tuition break to foreign PhD students
いくつかの専門職プログラムは対象外とのことですが、年間の学費が大体23,000ドルから8,000ドルになるということでかなりの減額です。
もちろん反対意見も多くあるようですが、トロント大学の博士課程で学ぶ留学生や永住者の半分が卒業後もカナダに残っているというデータがあり、有能な人材を獲得するためにはよい手段だと考えられているようです。
トランプ政権の政策によって外国人がアメリカへ向かうのを躊躇するのを狙って、カナダを留学先として選んで欲しいという意図が伝わってきます。
マギル大学やクイーンズ大学もトロント大学に見習うべきという意見も出ており、今後の動きが気になるところです。
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