カナダと差別について

   

こんにちは。藤本です。

カナダでは2月はAfrican Heritage Month といってアフリカ系カナダ人の経験やカナダへの貢献について理解しようという月で、さまざまな関連行事が行われます。

ちょっと調べてみたらアメリカで始まったもので、カナダ以外にイギリスでも10月が指定されているようです。

 

長女に聞いてみたら、いま中学校では売り上げをアフリカに寄付するためキャンディーを売っているそうです。

いろいろな人種がいる国ではこうしたキャンペーンを通して差別をなくそうという意識喚起を定期的に行っているのだろうなと思います。

長女の学校でも、First Nation(先住民のこと。かつてはインディアンとよばれていましたが今は差別的とされています。)のことは社会の授業でかなり時間を割いて勉強しているようです。

 

イギリスに留学した経験のある妻によると留学中はアジア人に対する割とあからさまな差別と思われることを時々経験したらしく、トロントに来る前はきっとまたそういう経験をすることも多かれ少なかれあるのだろうなと思っていたそうです。

ところがトロントはアジア人が多く、エリアによっては全くマイノリティとは言えないためか、私たちは今まで差別らしい差別を経験したことがありません。

カナダでは人種差別は少ないと言われるのも分かる気がします。

 

ところが先日妻の友人のカナダ人白人女性が我が家に遊びに来たとき興味深い話をききました。

 

彼女は元教師で、子供たちがだいぶ大きくなったのでまた仕事を探そうとしているのですが、教師の職に応募しようとしてもエントリーすらできないと。

その主な理由は「Visible Minority(見た目で分かるマイノリティ)ではないから」というもの。

 

つまり見た目が白人だと応募サイトの「あなたはVisible Minorityですか」という質問にNoと答えるしかないということなのですね。

その他に「あなたは2か国語以上話しますか」という質問もあり、英語しか話さない彼女はNoと答えるしかなく、次の選考段階に進めないのだそうです。

トロントは人種差別は少ないと思っていましたが、これは立派な白人差別では…と思い、彼女にそう言うとその通りだと言っていました。

 

彼女はとても教育に熱心で、長女の英語力や学校生活のことをいつも気にかけてくれて会うたびにたくさんのアドバイスをくれたり、役立つ情報を調べてくれたりするような人です。

こんな人にぜひ学校の先生として働いて欲しいと思う人なのですが…。

多様性を尊重するトロントの社会が、別の一面からみるとこんな状況にもなっているとはと思った出来事でした。

 


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