実録!妻からみた夫の起業(その2)
- 2018.06.27
- 妻から見た夫シリーズ
- 起業
前回に引き続き、妻から見た夫の起業シリーズ第2弾をアップします。
周りの人々の反応
夫が会社を辞めて起業しますと周囲に打ち明けると様々な反応がかえってきたようです。
しかも当時起業だけでなくカナダ移住も本気で考え始めていたので、そのことをお話すると皆さんとても驚いたようです。
夫のことを思っていかに起業が厳しいかを時間をかけて語りだす人もいたとか。
その時夫が考えていたビジネスプランが留学支援に関わるものだったので、私としては夫がカナダ留学中にいかに苦労していたかを知っている人たちからすると、かなりビックリ仰天な話だろうなと思っていました。
起業直前、夫が留学前にGMATの試験対策のサポートをお願いした青山TGセミナーの伊藤さんにお会いする機会がありました。
伊藤さんは長年海外トップレベルの大学・大学院への留学を目指す人々を対象にTOEFLやGMAT対策を指導してこられたプロフェッショナルです。
もちろん留学前の夫の英語力もよくご存じのはず。
伊藤さんに夫が
「会社を辞めて起業しようと思うんです。英語指導や留学支援をしようと思ってます。あとカナダに引っ越すつもりです。」
と言ったとき、私は内心、
「さぞビックリだろうなぁ、とめてくれないかしら。」
と思っていました。
ところが伊藤さんは即答で
「コラボしましょう!」
とおっしゃり、私は思わず
「え!とめないんですか!?」
と言ってしまいました。
すると伊藤さんは
「え?なんで?」
という表情だったのを覚えています。
ずっと組織に属さず自由なスタイルで仕事をされていて、自然豊かな環境を求めて北海道にご家族で移住されるような伊藤さんにとっては大して驚きのことでもなかったのかもしれません。
この時伊藤さんから応援頂いたことは夫にとってとても大きな意味を持ちましたが、私にとってもすごく嬉しいことでした。
双方の両親の反応
普通息子が長年勤めた会社を辞めて起業するなんて突然聞いたら親というものは反対することの方が多いような気がしますが、夫のご両親も私の両親も、夫の退職・起業については基本的には何も言いませんでした。
夫のご両親は、ちょうど私が大学の正職員に転換するタイミングでお会いする機会があり、就職祝いといってお祝いをくださいました。
アラフォーの私に就職祝いだなんて、びっくりしましたが、応援して頂いているのだなということが伝わりました。
私の両親は「独立した子供の家庭に口を挟むことはしない」と言い、心配はもちろんしていたのだろうけど何も言わずにいてくれました。
本当にありがたいことです。
夫は周りに目標を明言して自分をあえて追い詰め、逃げられないような環境を作るのが好きな人ですが、この時もまさにそのやり方で既成事実を作っていきました。
ついつい目標は達成するまで黙っておこうと思ってしまう小心者の私とは真逆です。
しかもその当時の状況からは(私にとっては)結構荒唐無稽にも思えるような目標だったので、真顔で将来について語る夫をみては「やっぱり変わった人だな…」と思っていました。
こうしてついに夫が起業する日がやってきました。
そして、我が家には色々と生活の変化がありました。
次回はそうした生活の変化について書いてみます。
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