トロントの交通機関

トロントの交通機関

こんにちは。藤本です。

トロントの公共交通機関と言えばTTC (Toronto Transit Commission)です。

地下鉄、バス、ストリートカーを駆使すればかなり便利に移動できますが、頻繁に起こる運休や停止、愛想の悪い職員、着々と上昇する利用料のおかげで、古くからTTCはTake The Car (車に乗れ)の略であるというジョークがあります。

 

そんな評判の悪いTTCですが、料金体系は明瞭で、どこまで乗っても3ドルです (現金だと3.25ドル: 約300円)。

日本のPASMOにあたるPRESTOカードを使えば2時間以内であればどれだけ乗っても3ドルです。

(夏にイギリスのロンドンに行ったときは地下鉄の初乗り料金の高さ(現金の場合4.9ポンド: 約700円)と、ゾーンや乗車時間帯によって変わる料金体系の複雑さと比べるとかなり手軽です。)

 

トロントでも最近やっとPRESTOカードが普及し出し、使う機会が増えましたが、これまではトークン(硬貨)が普通に使われていました。

我が家も長い間トークンを使っていましたが、窓口でトークンを買いたくても職員が席を外していたり、トークンは使えない改札しかなかったりと本当に不便でした。

 

今は改札もほとんどPRESTO対応になり、タップをするだけで通れるようになったのでだいぶストレスは軽減されました。カナダらしくよく不具合は起こりますが…(妻のPRESTOはよくdeclineされます)。

なぜかTAP HEREと緑の矢印の表示があるのに、タップできる装置がなく、「TTC Passes Only」となっていてメトロパス(定期券)しか使えないゲートが結構あるのも不思議です。

 

次女は電車やバスに乗るのが好きなので、保育園に行くのに時々車ではなく1駅だけ電車を使います。

電車を降りると次女は必ず「バイバーイ」と言いながら電車に向かって手を振るのですが、そんな次女を見ると電車の最後尾に乗っている職員の人がいつも手を振り返してくれ、プップー・プップーとしばらくクラクションを鳴らしてくれるので、次女は大喜びしています。

TTCの職員は愛想が悪い人が多いイメージですがこんな一面もあります。

 

カナダで一番の都会とはいえ、まだまだ東京などに比べるとだいぶ規模の小さいトロントですが、世界中から人が流入し続け、相変わらず不動産価格も高止まりしています。

TTCの延伸工事もどんどん進んでいるようなので、これからも発展し続けて便利になることを願います。