トロント不動産事情
- 2020.11.11
- 未分類
我が家は今年夏に地下鉄駅徒歩5分という便利なコンドから車がないとショッパーズにも行けない郊外に引っ越しました。
前住んでいたエリアと異なり、引っ越し先は日本人も多くないし、寂しいだろうな…と心配していたら、パンデミックのおかげでどちらにせよあまり人と会えない毎日なので、狭いコンドより広々としたスペースがある生活ができるようになって、比較的快適に過ごせています。
このように、いまトロントではダウンタウンなど中心地から郊外へ引っ越しする人が多いようです。
そういえば最近公園で立ち話をするいろんな人種のお父さん・お母さん達、最近引っ越してきたという人が結構います。
実際ニュースでもトロントでは不動産売買件数が上昇していると報じられていました。
最も大きな理由の一つは何といっても金利の低下です。コロナ禍で公定歩合が下がり、住宅ローンの利率もかなり低くなっています。
固定金利で1.7~1.8%、 変動金利で1.6~1.7%だとか。(通常は3%台)
こんな時でもカナダのオンラインバンキングの当座預金は利子が1.5%つくので(パンデミック前は2.0%でした)、それを思うと今の住宅ローンの金利はだいぶ低いですね。
そんな中、我が家が引っ越し前に住んでいた駅から徒歩5分のコンドがいまだに借り手がついていない上に、家賃が下がっているようです。
パンデミック前はノースヨークの駅から近いコンドなんて家賃は毎年上がる一方で、賃貸物件がリストされると見学希望者が殺到し、ひどい時は見学予定日前に「借り手が決まってしまいました」と連絡をもらうほど。見学にこぎつけても、家賃の前払いや上乗せを借主が申し出ないと賃貸契約までたどり着けなかったような状況でしたが、今は違うようです。
この激変ぶりには驚くばかりなのですが、冷静な人たちは今こそダウンタウンの便利なコンドを投資のために買うという行動を起こしているとか。
確かにパンデミックの最中でもカナダは今後も移民をどんどん受け入れると表明していますし、この状況が落ち着けば人が戻ってくる可能性もあります。
ちなみに2014年から2019年の間にトロントの住宅価格は平均46パーセント上がったそうです。
投資としてはこれ以上のものはないですね…
まあ頭金がある程度用意できないと関係のない話ですが、パンデミックはいろいろな面で生活に影響を及ぼしています。
-
前の記事
コロナ禍の学校生活 2020.10.21
-
次の記事
コロナ禍におけるカナダの移民政策 2020.11.17