Covid-19状況の悪化、そしてワクチン接種開始

Covid-19状況の悪化、そしてワクチン接種開始

あっという間に今年も終わりますね。2020年は本当に散々な年でした。

 

今もオンタリオ州のCovid-19新規陽性者は増えていて、ICU患者数も限界を超えているそうです。

 

今日の発表によるとオンタリオ州の新規感染者は2447人。(人口約1500万人)

いまICUにいる人が277人。ずっとICUの限界は150人と報道されていたので、はるかに厳しい状況になっているのが分かります。

 

東京都の人口は1400万人で今日の新規感染者数が888人ということなので、やはりオンタリオ州の方がだいぶ多いですね。

 

さてオンタリオ州では冬休み明け、幼稚園から中学校までは1週間、高校は3週間、全員オンライン授業に移行することが急遽決まりました。

 

政府は休暇の間は家にいてくれと繰り返し要請していますが、おそらく旅行をする人も多いと思われるので、念のためしばらくは学校の対面授業は行わないということです。

 

とはいえ今年3月の春休みの時は、春休み後2週間は休校と直前に発表があり、長いなぁ…と思っていたら、結局そのまま8月いっぱいまで休みとなってしまいました。(厳密にいうと途中からオンライン学習が始まりましたが準備もほとんどない中での突貫工事で質は高くなく…)

 

本当に1月に予定通り学校が始まるのか、対面授業を選択している家庭はやきもきしています。

 

そして高校にいたっては3週間も完全オンラインか…と思いましたが、9月からずっと1日おき、午前中しか対面授業に出れなかった長女は「どうせ学校行ってないんだからどっちでもいいよ」とのこと。本当は高校でのクラブやボランティア活動を楽しみにしていたんですが…

 

そんな中、カナダで明るい話題として報じられているのがワクチン接種の開始です。

 

ニュースでいろいろな専門家がワクチンについて話しているのを見ていますが、すごく期待が高いのが分かります。本当によく出てくる表現が「light at the end of the tunnel」、トンネルの終わりに見える明かり、です。

 

ある医療機関ではワクチンの到着を喜んで医療従事者の方達がダンスを踊っている様子がツイートされ、話題になりました。参考

 

ちなみにワクチン接種を成功させるためのタスクフォースが立ち上げられたのは11月でした。ちょっと驚いたのはタスクフォースのリーダーに任命されたのが元国防参謀総長の方だったということです。

 

これは歴史上最も大規模なワクチン接種プロジェクトであり、特にファイザー製は保管がとても難しいということで、州のすべての人に隅々までワクチンを行き渡らせるためにはロジスティクスの面で軍の経験と知識、そしてリーダーシップが必要不可欠だということです。

 

 

カナダのワクチン承認、接種開始は世界的に見てもかなり素早い対応で、これが吉と出るのか凶と出るのかまだわかりませんが、すごく興味を持って毎日ニュースを見守っています。