お前のオリジナリティは何だ?

お前のオリジナリティは何だ?

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こんにちは。

留学コンサルタントの藤本政信です。

 

小保方さんの報道が続いていますね。
真相は現時点ではまだ分かりませんが、無断引用だとすると、大学の世界ではかなり重い処分となることが予想されます。

日本の大学ではあまり言われることはありませんが、海外の大学では本当に口を酸っぱくして無断引用、つまり盗作の罪について言われます。
盗作が発覚した場合は、即退学処分の対象となります。

私が聞いた話だと、私が入学する数年前のこと、5人のグループで手分けしてレポートを作成したらしいのですが、そのうちの1人が自分のパートで盗作を行いました。
そしてそのことが発覚して、5人全員が退学処分となったそうです。

大学の世界で盗作は死刑に等しい犯罪ということになります。

 

で、盗作がこれほど重い罪を受ける背景の1つにオリジナリティを尊ぶということがあると思うんです。
つまり他人のコピーではなく、「あなた」が何をしたか、どう考えたか、ということです。

これは芸術の世界でも、科学の世界でも、特許の世界でも同じです。

人がやったことと同じことをやっても価値がないということですね。

ビジネスの世界では先行者をコピーして追随するという手法もありますが、丸々のコピーだと長続きしません。

 

私たちの日常でもオリジナリティのある人は魅力があります。
ビジネスの世界ではオリジナリティがある人に価値があります。

よく「自分探し」ということを言いますが、あれも要は自分のオリジナリティが見つかればゴールだと思うんですよね。

このときに知識の量とかスキルの高さといった専門性を自分のオリジナリティにしようと思うと大変です。
この場合は、その分野でトップの知識とかスキルでないとなかなかオリジナリティになりません。

クラスの中だけとか、職場の中だけ、ならトップになることも出来るかもしれませんが、グローバルに広げた瞬間になかなかオリジナリティにはなりにくいです。
上には上がいます。

 

だから私はオリジナリティは「専門性(知識、スキル)× 人間的魅力」の掛け算で考えるといいなと思います。

人間的魅力というのは、その人の信念だったり、世界観だったり、ライフスタイルだったり、人柄だったりといった要素です。

 

以前の職場の大先輩の言葉で

「お前のオリジナリティは何だ?」

というものがありました。

そのときは知識とかスキルだけで答えようとして自分でも上手く表現できませんでしたが、最近、この問いに知識、スキルだけで答えようとするとなかなか難しいなと思うようになりました。

 

海外留学すると、このような人間的魅力を高めるチャンスに恵まれると思います。
滞在期間中だけで、完全なオリジナリティを作り上げることは難しいかもしれませんが、少なくともそのことを考えるきっかけにはなるはずです。

私自身もまだまだ模索中です。

「お前のオリジナリティは何だ?」

この問いにスラっと答えられるようになれるよう修行していきます。

最後までありがとうございました。