英語はある程度記憶することからは逃げられません

英語はある程度記憶することからは逃げられません

646997_57041135

こんにちは!

留学コンサルタントの藤本政信です。

 

この週末、娘のピアノの発表会があって見てきました。

幼稚園の年長の子供から高校生、そして最後に先生の演奏まで、それぞれ難易度は違うかもしれませんが、本当に上手な演奏が続きました。

私はピアノは全く弾けないのですが、弾けない人から見ると一曲をスラスラ弾けている人ってスゴイなあと思います。

でも家で娘の練習を見ているのでよく分かりますが、一曲弾けるようになるまでのプロセスってとても地味な練習の積み重ねなんですね。

最初は全く弾けない状態だったのが、リズム、音符の意味、鍵盤の位置、指の動かし方、そんな基礎を時間をかけて少しづつ覚えていって、その結果として一曲弾けるようになるわけです。

 

英語をマスターするにもそれに近いものがあると思います。

英語も分解していけば、単語、文法、構文、発音などに分解出来るわけです。

で、これらの要素をマスターしていくには最終的には記憶しないといけないわけです。

単語は前後から意味を取れれば良いという話もあります。
もちろん全ての単語を覚えるなんて不可能なので、推測できるスキルも重要ですが、そのような推測が必要な単語は、文章の中で一定割合以下にならない厳しいです。
でないと、ある単語を推測するのに、他の単語を推測しなければならない、みたいな話になってしまいます。

構文とか言い回しも、記憶するというとピンと来ないかもしれませんが、基本となる型を記憶出来てしまえばご利益が大きいです。
リーディングでは後ろから戻り読みせずに意味が捉えられるようになるし、ライティングでも使えるし、リスニングだって聴きやすくなります。

記憶というと反射的に拒絶感を示す人もいますが、普段使っている日本語だって知らず知らずのうちに記憶しているんです。
普段意識はしていませんが、語彙とか言い回しを年月をかけて覚えているから全体として意識しなくても言いたいことが言えるようになっているだけです。

記憶する作業を単語なら単語だけをまとめて覚えるのがいいか、文章の中で覚えていくのがいいのかは好みやその人の特性にも拠るのかもしれません。

でも、どの方法であれ何かしら「覚える」ことは必要なんですね。

 

英語は「慣れる」ものだと思って「覚える」作業をしていない人もいますが、その場合、英語は記憶するもの、と割り切った方が案外マスターが早まることがあります。

英会話に通っているのに英語力が上がらないと嘆いている方、ちょっとこんな考え方をしてみてはどうでしょうか?

最後までありがとうございました。