GPAが低い場合は

GPAが低い場合は

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こんにちは!

留学コンサルタントの藤本政信です。

海外の大学、大学院に正規留学する場合は、その前に所属していた学校(高校や大学の学部)での成績が出願にあたって必要になります。

この成績は基本的に4点満点のGPAという指標として評価されます。

日本の学校での成績は学校によって4段階評価だったり5段階評価だったりとバラバラなので、それをGPAに変換する必要があります。

一般的に4段階評価なら

優⇒4点
良⇒3点
可⇒2点
不可⇒0点

5段階評価なら

5⇒4点
4⇒3点
3⇒2点
2⇒1点
1⇒0点

と変換して単位数で重み付けをして平均値を出します。

ただどのように変換するかは出願する学校によって異なります。
また、ある学部は最終学年1年間のGPA、別の学部は過去2年間のコア科目のGPA、というようにどの期間どの科目の成績を使ってGPAを算出するかも出願する学校や学部によって異なります。

最終的には出願する学校が示す方法に従ってGPA算出をする必要があります。

 

カナダの学部の場合は、入学許可が得られるTOEFL、IELTSの最低点をクリアした後は合否を決める要素は主にGPAとエッセイになります。
エッセイを課していない学校は多いので、その場合はGPAが持つ比重がとても重たくなります。

逆にエッセイがある学校であれば、GPAが低くてもそこでGPAの低さをカバーする魅力をアピールできる可能性があります。
もちろん限度はありますし、GPAが重視されることは変わりませんが、エッセイのある学校を選んでチャンスを広げるというのは1つの選択です。

GPAがどうしても厳しい場合は、一旦コミュニティカレッジに入り、そこから4年制大学への編入を目指すのが一般的です。
この場合、編入許可の条件がコミュニティカレッジでのGPAになるため、コミュニティカレッジでの良い成績が求められることになります。

 

大学院の場合は、卒業した学部でのGPAが求められるわけですが、GPA以外の出願書類を多く求められるので、一般にGPAが持つ比重は学部の場合より下がります。

例えば、エッセイやインタビュー、推薦状などが求められるケースでは、GPAは多くの合否要素の中の1つという位置づけになります。
もしGPAが低くても、エッセイやインタビューの中で、その低さをカバーできる魅力をアピールできるチャンスが広がるということになります。

さらに、一度社会人になってからの出願の場合は、社会人経験が長ければ長いほどGPAの持つ比重は下がって、社会人としての経験の比重が大きくなります。
ですので、大学院出願でGPAがネックになる場合は出願時期をどう考えるかも1つの重要な意思決定になります。

出願書類全体としてはこのように考えると良いです。

最後までありがとうございました。