英単語の意味を記憶に留める方法
- 2014.06.06
- TOEFL/IELTS対策 英語
- 英単語
こんにちは!
留学コンサルタントの藤本政信です。
皆さん英単語はどのようにして覚えていますか?
世の中では色々な記憶方法が提唱されています。
かつては単語は単語帳でまとめて覚えるのが主流でしたが、無味乾燥な単語帳丸暗記よりも例文の中で覚えたり、語源に分解して覚えた方が良いという方もいらっしゃいますね。
人それぞれ好みはあると思いますが、共通するのはいずれも何かしら記憶のとっかかりを作るということです。
そして私の経験で言えば、何か1つの方法のみですべての単語を記憶しようとするよりも、単語によって色々な方法を組み合わせながら記憶した方が効率が良いのではないかと思います。
私の中で単語が定着したときのパターンです。
1.何度も単語帳で見て自然に覚える
難易度が低い単語はたいていこれです。
私は単語帳を使う派でしたので、無理やり、そして何度も頭に詰め込めばある程度の量、かつ比較的早い速度で記憶することができました。
この場合の記憶のとっかかりは単語そのものの形、単語のスペルということになります。
2.単語帳にある例文の中で覚える
1で記憶できないものは例文を見ます。
例文で実際に文章の中で使われているのを見ると、記憶が定着するというパターンです。
単語帳にある意味を見ているだけだととても抽象的すぎる(というか日本語の意味がそもそもよくイメージできない)ときに有効でした。
「ああ、そういう意味なのね」というアハ体験と単語の記憶を結びつけるという感じです。
3.何度見ても忘れる覚えにくい単語であることを自覚したときに逆に覚える
「この単語何度見ても覚えられないなー」と自覚できたときは半分記憶できている証拠です。
覚えられない単語という印象とその単語の意味をつなぎあわせて覚えるというパターンです。
4.何度も似た単語と意味を逆に覚えてしまうことを自覚したときに覚える
3と似たパターンです。bowとvow、explodeとexploitなどいっつも似た単語と間違えて覚えてしまう単語です。
こういった紛らわしい単語は単語帳に書き込んで、2つの単語をきっちり区別しながら記憶しました。
5.一生懸命単語帳で記憶しかけた単語が他のリーディング教材で出てきたのを見て、その小さな感動と共に覚える
単語単独で見ていてもなかなか意味が出てこないのに、リーディングの文脈の中だと意外にあっさり意味が分かるという経験が何度かあります。
そんな経験をした単語はその後も定着します。
6.辞書で引いた単語を実際に使った時に覚える
ライティングやスピーキングの練習中、どうしても表現が出てこなくてやむを得ず辞書を使ったとします。
このときに出てきた単語を実際にライティングやスピーキングの中で使ってみると、以降は自分の表現の中にストックされます。
7.語源を理解したとき
単語を見ているだけでは気づかなかったけど、語源に分解してみたら良く知っている単語と同じだった場合、以降思い出しやすくなります。
8.いい語呂合わせが見つかった時
中学校のとき「admit」⇒「アドミットめる」⇒「認める」と覚えて以来、この単語は常に語呂合わせで意味が出てくる単語になっています。
私の場合、単語の割合でいけば1が圧倒的多数です。
でも抽象度の高い単語は文章の中で覚えていたり、難易度の高い単語は難しいという印象で覚えていたりします。
どれでもいいと思います。
単語によってクセがあって語源が分かりにくかったり、語呂合わせが無理やりすぎたりというのがあると思うので、ミックス戦略がベストだと思います。
ただし、7の語源と8の語呂合わせは単語から意味を思い出すときにワンステップ余分なステップが必要なので、ここに頼ると速読やリスニングでは苦労します。
最初のとっかかりとして7とか8で入った単語でも次第にスペルや音ですぐに意味が出るように持っていくのがいいと思います。
以上のような記憶のとっかかりを意識しながら具体的にどうやって覚えたかはこちらに書いてあります。
最後までありがとうございました。
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