私が留学コンサルタントをやっている理由、目指していること

私が留学コンサルタントをやっている理由、目指していること

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こんにちは。藤本です。

最近、ある方から自分の原点を大事にするという話を聞きました。

自分が過去決断してきたこと、今後やろうとしていることを考えたときに、必ず原点があり、それが出発点になっています。

ここ数日そのことを考えていましたが、今一度ここでまとめてみようと思います。

 

私がカナダにMBA留学したのは2007年、32歳のときでした。

しかし、元々海外志向があったとか、海外に憧れがあったとかは全くありませんでした。

私が高校生のとき、大学生のとき、それから社会人になってからでさえも海外に留学するという選択肢は全く考えてもいませんでした。

そもそもそんな選択肢が自分に関係あるとは思わなかったのです。

 

英語にも全く興味はありませんでした。

というよりも恐怖を感じていました。

社会人3年目に配属された部署では毎週英語で会議をやっていました。

私は毎週その会議が憂鬱でネットで自動翻訳した英語を棒読みしていました。

 

しかし、色々な壁を越えながらついに留学を実現したとき、多くのことが変わりました。

世界各国から集まった人たちとの触れ合い、彼らの学びに対する姿勢、自分のライフスタイルをしっかりと持つという姿勢、多様な価値観を受け入れるという姿勢

日本にいれば全く知ることがなかったであろう、それらの姿勢に触れることで、それまでいた場所が日本という限られた世界であったことをあらためて知りました。

 

言っておきますが、海外のものは全て良くて、日本のものがダメだという意味ではありません。

むしろ日本の良さ、素晴らしさを認識したことの方が多かったかもしれません。

ただ外の世界を知って、その上で日本の良さを認めるのと、外の世界を知らないで日本が良いと思うのとでは、本質的な差があると思うのです。

 

日本に戻ってきて思ったのは、海外に行くという選択肢を考えてもいない人が多くいるということです。

そう、かつての私のように。

でも私から見ると、そういった人たちの発想力や行動力は海外を経験することで、何倍にも大きくなると思います。

ただ海外という選択肢が自分にもあるということを考え付かないのです。

やる気さえあれば出来るのに。

 

また、せっかく海外という選択肢を考えていても、行動できない、あるいは行動しても正しい方向に向かっていない人が多くいるということも知りました。

これは情報が不足していたり、適切なアドバイスが受けられていないためです。

せっかく志があって、行動力があっても、その人が活かせるような方向に向かっていない。

 

どちらも本当にもったいないことだと思います。

極端な言い方をすると、これは優秀な人材の可能性を閉ざしているわけですから、日本にとっての損失です。

 

私は、もっと多くの色んな日本人が日本の外の世界を見るべきだと思っています。

外の世界を見ることで、日本とか世界の見方も変わります。

その見方や感じ方によって、様々な方向に人は向かっていくでしょう。

その方向性は様々でいいんです。

ただ、卵の中のひよこが、殻を割って初めて卵の外に色彩豊かで音のある世界があることを知るように、知らない世界を知ることはとても大事なことだと思うのです。

 

そのために、留学なんか考えたことないという人には留学という選択肢があることを示し、留学したいけど正しく行動できていない人には情報と客観的なアドバイスを提供し、私も苦労した英語で苦しむ人には英語力を上げるお手伝いをして、多くの人に世界を経験して欲しいと思います。

これが私の留学コンサルタントとしての原点です。

このように思うようになったのは30代以降の話ですから、原点というにはあまりに遅い時期だったかもしれません。

でもそれは気づいた時期が遅かったわけですから仕方ありません。

それ以降の人生をいかにその思いを実現するかという観点で使いたいと思っています。

 

今後のことも考えています。

まだ公表できるレベルではありませんが、問題意識はいくつかはっきりとあります。

・留学以外に海外を知る・海外で活動する手段はないのか?

・行動力はあったのに情報不足やアドバイス不足により本人の適性と合わない形で留学してしまった人たちをどうサポートしたらいいのか?

・せっかく留学を実現しても受け身の姿勢やレールに乗っかった感覚のままでは留学経験が活かせない、どのように意識を高めたらいいか?

・留学をためらわせる原因の1つである卒業後のキャリアや就職について、根本的な解決策はないか?

これらの問題意識に対する大まかな仮説もあります。

今後こういったサポートも提供できるように現在私自身も色々な方に教えを請いながら勉強、行動しています。

これらを実現するときはひょっとするともはや留学コンサルタントという肩書ではないかもしれませんね。

でもあくまで多くの日本人に外の世界を知ってもらうという方向性はブレることなく持っていたいと思っています。

 

ということで、今日は久しぶりに私自身について書いてみました。

これを読んだあなたもいつか海外に飛び出して多くの成長がありますように。

最後までありがとうございました。