現地就職の可能性を高める留学の考え方

現地就職の可能性を高める留学の考え方

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こんにちは。藤本です。

留学を目指す方の一つの心配事は就職です。

 

「現地で就職できるか」

という質問をよく受けますが、なかなか答えにくい質問です。

シンプルな答えは、採用者に対して自分の「市場価値」を感じさせることが出来れば就職できる確率はぐっと高くなります。

 

市場価値とは、限られた仲間内だけでなくて、世の中で、その人が評価されるかどうかということです。

世の中で、あなたのスキルや能力に対して、お金を払うという人がいたら、それは市場価値があると言える状態です。

逆に自分ではどんなにすごいと思っていても、世の中で評価されない人は市場価値がありません。

 

あなたもコンビニやスーパーに行ったときに多くの商品の中から買うものを何かの基準で選ぶと思います。

あなたは、その商品にお金を出す価値があると思ったから買ったわけですね。

価値がないと思うものにお金を出すことはないでしょう。

 

それと同じで企業は価値があると思う人にお金を出します。

そうでない人にお金を出したいと思いません。

 

ここでのポイントの1つは市場目線です。

あくまで市場から見て価値があるかどうかです。自分目線ではありません。

そのためには自分自身だけでなく、市場についても知っておく必要がありますね。

 

もう1つは相手に価値を感じさせる必要があるということです。

本当は市場価値があっても、それが相手に伝わらなければ評価を得ることはありません。

自分に対する分かりやすいラベルを付け、そしてそれを伝える方法を身につける必要があります。

 

何か難しそうと思うかもしれません。

例えば大学の学部を出てすぐの学生に市場価値があるかなんて分からないかもしれません。

しかし、逆に言うと、もし市場価値を相手に感じさせるような学生であれば、間違いなく目立つし、恐らくそういう学生は企業の方が離さないでしょう。

 

今すぐ市場価値を持てと言っているわけではありません。

その代り、留学して現地で過ごす数年の間、自分が市場目線で価値を高めるための勉強や活動が出来ているかを常にチェックするようにしてみてください。そして高めた価値をどう表現すれば相手にも感じさせることが出来るかを考えるようにして下さい。

これを考え続けた人は、もうそれだけで十分市場価値のある人材になっていると思います。

特に現地に残って就職したい人は、ビザや英語の面で、どうしても不利になります。

そこをカバーするだけの他の要素での市場価値があれば就職にこぎつけることも可能でしょう。

留学は自分の市場価値を高めるために行く、ぐらいの感覚で考えてみてください。

 

最後までありがとうございました。