合格通知をもらったその後は?
こんにちは。藤本です。
大学からの合否通知は通常メールで来ます。
合格の場合、多くは
Congratulations!
という言葉が目に飛び込んでくると思うので、すぐに合格の通知だと分かります。
それまでの苦労が報われる瞬間です。
この通知を受け取って、行く学校を決めたらあとは渡航の準備ということになります。
これはこれでかなりバタバタする作業なのですが、希望と夢に満ちあふれた楽しいバタバタです。
ただやることをやっておかないと、せっかく合格したのに予定通りに入学できなかったり、後で余計なお金を払うことになりかねませんので、浮かれずにしっかりやることをやっておきましょう。
リストで挙げておきますので、漏れが無いようにチェックしてみてください。
入学手続き・渡航関連
- 大学へのデポジット支払い
学費の一部先払いです。学校からの合格通知の中に金額、支払について記載があります。支払はクレジットカードかバンクドラフトになることが多いです。 - 大学への登録
学生が使うポータルサイトや大学のメールアドレスを利用するために必要な場合があります。必要な場合は、学校からの合格通知の中に案内があります。 - プレスクール予約
入学前に大学付属の語学学校などに通う場合は予約を入れます。英語での授業が初めての場合は、時間とお金の余裕があれば慣れるためにも短期間でも通ってみることをお考えになられても良いと思います。 - パスポート発給、更新
パスポートの残り有効期間が留学滞在期間より短ければ更新しておいた方がいいでしょう。 - ビザ発給
学校からの入学許可証があると、学生ビザの申請が可能になります。手順としてはまずインターネットまたはマニラの査証部を通じてビザ発給の許可証を発行してもらいます。その許可証をもってカナダに到着すると空港で正式なビザが発給されます。 - 航空券の手配
渡航日を決めて航空券を手配します。ホームステイ以外は現地についてから生活を整えるのに1週間程度はかかると考えて、学校スタートの1週間前くらいには到着するようにスケジューリングすると良いでしょう。
引っ越し関連(日本の住居の引き払い)
- 賃貸契約の解約届け
現在賃貸物件に住んでいる人は解約を届け出ます。通常1か月前に届けなければならない契約になっていることが多いのでタイミングを間違えないように。 - リサイクル・粗大ゴミの予約
基本的に日本から現地に家具を運ぶことは考えない方が良いでしょう。(かなり高額になります)日本で使っていた家具は実家で預かってもらうか、リサイクル、粗大ゴミで処分します。特に粗大ゴミは出せる日が決まっていて、自治体によっては出せる数も決まっているので早めの予約が必要です。 - 賃貸アパート解約後、渡航までの滞在先確保
粗大ゴミ等の搬出タイミングによっては、賃貸物件立ち退きの数日前には家から家具がなくなるため生活が出来なくなります。ウィークリーマンション等、渡航までの滞在先を確保します。この滞在先は賃貸物件の後片付けを考えるとなるべく賃貸物件の近場がいいです。 - 役所への届出
住民票は海外に転出ということで抜くことができます。住民票を抜くと住民税や年金の支払い義務が無くなり、残すと支払義務が残る代わりに一時帰国の時の保険利用などが出来ます。メリット・デメリットを比較の上、決めます。 - 海外宅配便の予約
本や衣類など現地で必要なものは海外宅配便で送ります。航空便は早いですが高いです。船便は安いですが到着まで2-3か月かかります。予算と到着後すぐ必要なものかどうかを考えて選択しましょう。 - 各種契約先への連絡
引っ越しの日時が決まったら関係各所に連絡します。保険、銀行、郵便、カード、電気、水道、ガス、電話、携帯、インターネットプロバイダー、NHK、新聞、定期購読の雑誌など。
現地での生活準備関連
- 現地滞在先の確保
大学の寮やホームステイに滞在する場合は、多くの場合、渡航前から契約を進めることが出来ます。自分で賃貸物件を探す場合は現地に行ってからでないと出来ないことが多いので、契約出来るまでの期間滞在できる先を確保します。また寮の場合も初日、飛行機の関係で到着が遅れて鍵の受け渡しが出来ない可能性もあるので初日だけはホテルを取っておいた方が安心でしょう。 - 銀行口座開設
通常、①日本から送金するための口座、②現地でお金を引き出すための口座、の2つが必要です。①は、銀行によって送金手数料が大きく異なるので、比較して使いやすい口座を開設します。②は原則現地で開設します。学校や滞在先の近所に窓口がある銀行を選ぶと良いです。ということでとりあえず①だけは渡航前に手続きしておきましょう。 - 国際免許証の発行
現地で運転する場合、日本の免許があれば現地の免許証を入手できますが、現地の免許証が入手できるまで1-2か月程度時間がかかる場合があるので、その間運転が必要な場合は国際免許証を取得しておきます。 - Skypeの登録
日本との連絡はスカイプが便利です。アカウント登録しておきましょう。
(以下現地での手続きとなることが多いですが念のため)
- 保険契約
留学する州に応じて健康保険の加入が必要になります。加入は現地にて行いますが、保険の開始時期は、学校が始まってからという場合もあるので、それまでの間に保険が必要な場合は民間保険で賄う必要があります。 - インターネットプロバイダー契約
こちらも原則現地で契約します。学校の寮などであれば学校の接続環境がそのまま使える場合もあります。 - 携帯電話の契約
日本の携帯電話を使うことも出来ますが、高いので長期滞在の場合は現地で契約した方が良いでしょう。
その他
- 職場や学校、所属先への連絡
休職、休学、休会や退職、退学、退会などの手続きをします。日本にて更新が必要な資格をお持ちであれば、事情を説明して更新が停止できないか確認しておきましょう。 - 歯の治療
現地の保険も歯の治療は対象外になることが多いので、歯の治療は済ませておきましょう。歯以外でも健康に不安がある方は医者に相談して薬を多めに受け取るなどしておきましょう。 - 知人への連絡
住所の変更や近況報告を兼ねて連絡しておきましょう。引っ越しでメールアドレスや携帯番号が変わる場合は、その連絡も忘れずに。 - 英語の勉強
TOEFLやIELTSで入学許可に必要な点をクリアしていても、それだけでは授業にはなかなかついていけません。現地で十分コミュニケーションが出来るように引き続き英語の勉強は続けましょう。
結構やることたっぷりありますね。
しかし、繰り返しになりますが、楽しい作業なので苦にはならないでしょう。
手続き関係では分からないことも出てくると思います。そんなときは分からないままにしないで、しっかり確認するようにして下さい。
確認しなかったばかりに後で取り返しがつかなくなったり、嫌な思いをするのは自分になります。
カナダでは、ただ困った顔をしているだけでは誰も声をかけてくれませんが、こちらから尋ねれば多くの場合、丁寧に教えてもらえます。
遠慮せずにどんどん確認しましょう。
現地で分からないことがあった場合に確認すべきはまず入学する学校になります。
入学を許可した大学は、その留学生が無事に卒業するまで世話をする責任があります。
必ず留学生向けの窓口がありますので、何か不明点があればまずその窓口に相談します。
それ以外に、出来れば現地で生活するカナダ人や日本人と仲良くなれると、困ったときに相談できることが多くなります。
まあこれは現地に行ってからのことですね。
ということで合格した後のプロセスについてまとめてみました。
最後までありがとうございました。
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