「海外に行けば英語出来るようになる」は間違いです

こんにちは。藤本です。

このブログは留学や英語をテーマにしていますが、その留学、英語について多くの人が誤解していることがあります。

それは

「海外に行けば英語が出来るようになれる」

です。

そのためほとんど英語が出来ない状態で留学（この場合語学留学）するケースがあります。

10歳以下だったらこれは成り立つかもしれません。

でも最初に言っておきますが、ただ何の準備も心構えもなく海外に1-2年行っても英語は出来るようになりません。

ある英語が上手な人（留学経験あり）がこんな趣旨のことを言ってました。

「留学したから英語が出来ると思われるのは嫌なんです。本当は留学前に勉強したから英語が出来るようになったのに、みんなは留学したから英語が出来るようになったと思っているんです。」

私も同感ですね。

これを言うと意外な顔をされることがありますが、私自身、留学中に英語力はそれほど大きく伸びたとは思いません。

現在の英語力の基礎の大半は、留学前に勉強したことで身につけたものです。

英語が勉強できない理由を仕事の忙しさや日本にいるという環境のせいにして留学を考える人もいますが、厳しいことを言えば、そういう発想だと留学しても勉強は出来ません。

もちろん現地で身に付くこともたくさんあります。

基本的に生活環境が英語になるし、日本にいるよりは確実に英語のインプットが増えますから、特にリスニングについては伸びると思います。

でもそれも英語力が1の状態で行って2倍になったとしても2です。

もし5の状態でいけば2倍になれば10です。伸びる幅は大きくなります。

また現地で伸びる人はそれだけ単語や表現を覚えたりする努力をしています。

でも考えてみるとそういう努力は日本でも出来るんですよね。

外国に行けば英語が出来るようになる、というのは、留学業界が宣伝してきた悪い側面であったかもしれません。

英語を伸ばすには、場所はどこであっても努力して勉強を怠らないこと、そして留学の効果を最大化するためには、留学前に基礎は作り上げておくことがおすすめです。

最後までありがとうございました。