カナダ移住日記 子供の教育編

こんにちは。藤本です。
本日は、カナダ移住日記の子供の教育編を書いてみたいと思います。
私は日本で小学4年生だった長女がいるので、その長女の小学校入学の手続きが必要でした。
そのプロセスについて書いてみますね。
まず
「移住したら子供は日本人学校に入れるのですか?」
と聞かれることがよくあるのですが、トロントには日本人学校はないので、現地の公立小学校に通わせています。
そして日本語で日本の教育をするための補習校というものが毎週土曜日にあるので、そちらにも通っています。
つまり、月曜から金曜までが現地校(概ね9時から15時)、土曜が補習校(9時から15時)ということですね。
それぞれの手続きを書いてみます。
公立学校の場合、どの学校に通うかは住む場所で自動的に決まります。
従って、実際に家の契約が完了した8月の4週目までは何の手続きも出来ませんでした。
住所が決まった後すぐにその校区の学校に向かいましたが、ちょうど夏休みということもあり、何月何日に手続きに来るように、という張り紙があるだけでした。
そして指定の日に学校に向かうと、多くの入学希望者が集まっていました。
そこで、手続きに必要な書類の説明を受けて、後日改めて書類を持参すれば手続きは完了です。
小学校入学に必要な書類とは、
1.住民であることの証明書
2.出生証明書
3.予防接種の記録
4.緊急時に連絡が取れる現地の知人
でした。
1.は日本の住民票のような公的な証明がないため、①賃貸契約書、②名前と住所が入った手紙(請求書等)を2通、③コンドのマネジメントオフィスが発行する証明書、の3つを揃えるように、という指示がありました。
2.はパスポートでOK
3.は州のホームページで出ているリストの通りの予防接種が済んでいるかが見られるため、日本にいる間に小児科の先生にお願いして英文の証明書を作成頂いてました。長女は以前、私が留学したときもトロントで予防接種をしていたので、今回新たに必要になる予防接種は特にありませんでした。
4.は全く思い当たる人がいなかったので、提出しませんでしたが、特に問題ありませんでした。
日本の学校で転出手続きをするときに英文の成績表など頂いていましたが、それらは特に必要ありませんでした。
次に補習校の方ですが、こちらは基本的に企業の駐在員のお子さんのための施設なので、永住者は入学優先度が下がります。
従って、実際に入学できるかどうかはその学年の空き状況次第、ということになります。
うちの場合は、問題なく入学できました。
その手続きですが、こちらは日本語で丁寧に説明がありますので、それに沿っていけば大丈夫です。
日本の成績表が必要になりますので、忘れないように日本から持っていきます。
また、日本にいる間に必要な手続きとして教科書を入手しておく、という手続きがあります。
カナダでの手続き関係は、ホームページにしっかりとした情報が無かったり、担当者によって言うことが違ったりして、最終的にその手続きが終わるまでは、安心できないことが多いですが、日本人が提供しているものはそういう意味で安心感がありますね。
さて、その小学校生活はどんな感じかと言うと、娘が通っている学校はESLがあるので、英語が十分ではない子供は、午前中はESLに通い、通常の授業は午後だけになります。
ただし、午前中でも体育、音楽、コンピュータ、フランス語などの時間は、通常のクラスに戻って授業を受けるようです。
行き帰りについては、10歳ぐらいからは、一人で通学している子供もいますが、多くの生徒は親が送り迎えをしています。
娘は結構楽しんでいるみたいです。
幸い日本人も同じ学年に複数いるし、学校全体で移民の子供が多いため、学校側も英語が分からない子供の扱いにも慣れているようです。
予想外だったのが宿題の量。
カナダの小学校は宿題がない、というのが私の認識だったのですが、学校とか担任の先生によって状況は異なるようです。
うちの場合は、3日に2日ぐらいのペースで宿題が出ます。
娘は教科書を読んでも英語が理解できないので、学校から帰ってくると、私がつきっきりで宿題を見るという生活が続いています。
1日あたり1.5~2時間くらいでしょうか。
でもさすがに、フランス語の宿題になると私もお手上げ。
先生に手紙を書いて、娘が分かる範囲でやることで許してもらっています。
これにプラスして、補習校では1週間分の宿題がまとめて出るので、娘はほとんど毎日宿題漬けです。
本当は習い事とかもさせたいけれども、もうしばらくは様子見です。
ということで、宿題は大変ですが、とりあえず今のところは大きな問題もなく、学校に通えています。
英語の読み書きはまだまだですが、少なくともリスニング力はかなり上がっているようです。
先日、知らない人に話しかけられたとき、私が聞き取れなかった英語を娘が聞き取っていたということがありました。
スピーキングもまだ文章になってなくて、聞かれたことに単語で答えるくらいですが、それで十分にクラスメイトとはコミュニケーションが取れています。
また聞いていると、ときどきすごく綺麗な発音が出てきたりします。
やっぱり子供の成長は早いですね。
ということで、子供の教育編でした。
次に移住日記では、金融関連の手続きをまとめてみたいと思います。
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