アルバータ州、サスカチュワン州、マニトバ州の大学(2017年版)

アルバータ州、サスカチュワン州、マニトバ州の大学(2017年版)

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こんにちは。藤本です。

The Globe and Mailによるカナダの大学レポートのご紹介、本日はアルバータ州、サスカチュワン州、マニトバ州です。

レポートの原文および昨年、一昨年のレポートについては以下をご覧下さい。

CANADIAN UNIVERSITY REPORT

参考:

(2014年バージョン)カナダの大学の特徴(平原3州)
(2015年バージョン)アルバータ州、サスカチュワン州、マニトバ州の大学
(2016年バージョン)アルバータ州、サスカチュワン州、マニトバ州の大学

 

University of Alberta (U of A、アルバータ大学)

キャンパス: エドモントン(メイン)、カルガリー、カムローズ
学生数:37,783名

記事記載の主な特徴

・エドモントンのショッピング街とファーマーズマーケットの近くに位置する
・500の修士・博士プログラムと200の学士プログラム、450の学生グループを提供
・世界ランキングで上位で、森林学、英語、経済はトップ100位に入る
・昨年3人の学生がRhodesスカラーシップを得てオックスフォード大学に留学

 

Athabasca University (アサバスカ大学)

キャンパス:オンライン(メイン)、アサバスカ
学生数:32,740名

記事記載の主な特徴

・オンライン大学でセメスター制度を取っていないため自由にスケジューリング可能
・83%の学生は働きながら学んでおり、1/3の学生は家族を経済的に支えている
・入学条件も少なく、GPAの最低基準も設定していない
・70%の学生が家族で最初の大学卒業者になっている
・授業料は受講するコースごとに設定しており、そこにはチューターサポートや必要な教材も含まれる
・多様なプログラムを提供しており、そのうちのいくつかは他の大学に編入する場合にも認められる
・6月には172名のMBA卒業生と8名のビジネス博士号が誕生したが、彼らは、中国やナイジェリアに住んでいた

 

University of Calgary (U of C、カルガリー大学)

キャンパス:カルガリー
学生数:30,518名

記事記載の主な特徴

・1-2年目の滞在率は90%で、6年以内の卒業率は73%と高く、卒業に対するコミットメントが強い
・一方で卒業後負債を抱えるケースも多く、負債を抱える割合は、州平均の108%
・研究分野に強くフォーカスしており、昨年主なものだけで、53の研究部門で5900万ドルの研究資金を得ている
・図書館はユニークで珍しい本のコレクションがあり、英語で初めて出版された本なども所蔵している

 

The University of Lethbridge (U of L、レスブリッジ大学)

キャンパス:レスブリッジ(メイン)、エドモントン、カルガリー
学生数:8,296名

記事記載の主な特徴

・アルバータ州南部で2番目に大きな都市であるレスブリッジに位置する
・学生数8000名の小規模な大学
・州で最も学生満足度が高く、6年以内の卒業率は76%
・学部のプログラムは多用で、風土病からコンピュータサイエンスまで提供
・6月に50万ドルの資金を得て宇宙観測の設備を2020年までに設立予定

 

MacEwan University(マクエワン大学)

キャンパス:エドモントン
学生数:19,606名

記事記載の主な特徴

・教育にフォーカスした大学で他の大学に比べると研究の機会は少ない
・クラスサイズは10-50名と小規模に保っている
・2017年秋にオープン予定のアート・カルチャーセンターを建設中

 

Mount Royal University(MRU、マウントロイヤル大学)

キャンパス:カルガリー
学生数:11,623名

記事記載の主な特徴

・私立のメソジスト高校、そしてカレッジとしての前身を持つ
・児童学習、助産婦学、先住民の科学技術など多様なプログラムを提供
・負債を抱えて卒業する学生の割合は州で2番目に低い

 

University of Regina (U of R、レジャイナ大学)

キャンパス:レジャイナ
学生数:10,763名

記事記載の主な特徴

・町の中心から南に位置し、3つのカレッジとキャンパスを共有している
・これら3つのカレッジの学生もレジャイナ大学の授業を受講できる
・新入生は、UR保証プログラムと呼ばれる就職スキルを提供するプログラムに参加できる
・就職サポートを受け、卒業後6か月以内に職が見つからない生徒は、もう1年無料で学部授業を受けることができる
・負債を抱える学生の割合はサスカチュワン大学より低い

 

University of Saskatchewan (U of S、サスカチュワン大学)

キャンパス:サスカトゥーン
学生数:22,241名

記事記載の主な特徴

・南サスカチュワン川の脇に位置し、755ヘクタールの広大なキャンパス
・文系・理系にまたがり学部、修士・博士、サーティフィケートの幅広いプログラムを提供
・新たな研究のハブになっており、世界の食の安全のための農業デザイン研究などが行われている
・研究者は過去7年で3700万ドルの研究資金を得ている
・サスカチュワン州、マニトバ州の中では授業料は高め
・学生一人当たりの図書館予算は他の大学より高い

 

Brandon University (BU、ブランドン大学)

キャンパス: ブランドン(メイン)、ウィニペグ、アッシャーン、ポーティジ・ラ・プレーリー
学生数:3,073名

記事記載の主な特徴

・学部、修士・博士、サーティフィケートは幅広いプログラムを提供
・ビジネス、デジタルメディア、デザイン、地理、環境科学などの学生は、理論と実践を統合するために最初の2年を近くのAssiniboineコミュニティカレッジで学び、後半の2年をブランドン大学で学ぶ
・先住民学を最初に提供した大学で、現在でも先住民の問題にフォーカスし続けている

 

University of Manitoba(U of M、マニトバ大学)

キャンパス:ウィニペグ
学生数:29,260名

記事記載の主な特徴

・入学者の高校の成績の平均は86%
・最近の卒業生で98名のRhodes奨学金獲得者がいる
・100を超えるプログラムがあり、そのほとんどは修士課程や博士課程まで続けることができる
・6年以内の卒業率は85%で、州内の他の大学より高い
・研究にフォーカスした大学

 

The University of Winnipeg (U of W、ウィニペグ大学)

キャンパス:ウィニペグ
学生数:9,447名

記事記載の主な特徴

・12%の学生はメティスまたはイヌイットの先住民で、先住民が大学で学ぶ垣根を取り除くことを誇りにしている
・昨年より全学生が先住民学を学ぶことが必修となった
・負債を抱える学生の率は最も低い

 

次回はオンタリオ州について抜粋してみます。

それでは、また。