海外に行く前のリサーチについて
- 2017.02.21
- 留学を実現するために グローバル&クオリティライフ カナダ移住
こんにちは。藤本です。
私は留学や移住について相談を受けることがよくあります。
そのときに、ときどき気になるのは、情報を正確に知らずに、進路を決めようとしている人がいる、ということです。
これはちょっと危険というか、勿体ないというか。
本当は、その人にとってもっと良い選択肢があるかもしれないのです。
例えば、留学して永住権を取得しようと考えているけど、実は留学ではなくて、別のルートで永住権を取った方が早いとか。
だから、積極的に情報を集めて欲しいなと思います。
カレッジか大学かで迷う場合は、その違いはしっかり理解しておいた方が良いですし、将来的に永住権取得とか、現地での就職とかを考えているなら、その可能性とかは、最初の段階でしっかりとリサーチしておいた方が良いです。
あと、現地で暮らす手段は、就職だけでなくて、起業という選択肢がある、などの選択肢もしっかり見極めて欲しいですね。
基本的に、当事者以外が発信している情報や、1カ所だけから得た情報は、偏っている可能性があります。
なので、正確で幅広い情報を得るためには
1.当事者の情報にアクセスして確認すること
2.複数の情報を重ね合わせて確認すること
が大切です。
例えば留学の情報に関して、当事者は学校です。
だから一番大元の情報は、各学校のホームページです。
ここに書かれている情報が一番正確で偏りがありません。
大使館が出している情報なども正確です。
(厳密に言うと、ホームページの情報が更新されていなくて古くなっていることもありますが、とりあえずはここは正しいとしましょう)
永住権の情報に関しては、移民局の情報が一番正確です。
(これも厳密に言うと、怪しいところもありますが、とりあえずは正しいということにしておきましょう)
だからやっぱり基本はそういう情報源にアクセスしてみる、ということですね。
ただ、これら当事者のホームページの情報は英語だし、分かりにくかったり、大量すぎて探しにくかったりしますよね。
そこで、このようなブログとか、留学エージェントとか、移民コンサルタントとかの出している情報(2次情報)を参考として見ていくようにします。
このような2次情報は、日本語で読みやすいし、分かりやすく加工されていたりします。
なので、ついついそれだけに頼ってしまいたくなるのですが、こういった2次情報は、基本的に当事者が発信しているものではないので、何かしらの偏りが入ったり、正確さを欠くことがあります。
頼り過ぎは危険です。
私もなるべく中立に情報発信しているつもりですが、自分の経験に引きずられている可能性もありますし、過去に書いた記事ではすでに情報が古くなっていることもあるでしょう。
そういった意味では偏りがある、という前提で見てもらった方が良いです。
ということで、2次情報を見る場合は、2.の複数の情報を重ね合わせて見ていくことが重要です。
例えば、留学エージェントには、それぞれ得意分野があります。
例えば、バンクーバーの語学学校は得意だけど、トロントのカレッジの情報は弱かったり、カレッジの情報はあるけど、大学の情報はなかったり。
移民コンサルタントは、カナダの国家資格なので、それなりに品質は保たれていると思いますが、それでもコンサルタントによって判断が分かれることはあります。
例えば私の場合、永住権取得前に5名の移民コンサルタントに相談しましたが、そのうち1人には「あなたは永住権取得は不可能」と判断されました。
しかし、実際には、永住権は取得できました。
もしその1人にしか相談していなかったら、私は永住権をあきらめていた可能性もあるわけです。
だから私は、相談をしてくれた人には、留学にしても、移住にしても、複数の専門家の意見を聞いて下さいね、と言っています。
留学にしても移住にしても、貴重な時間と労力を使って準備をしていくわけですから、最初のリサーチを怠ると、あとで余計な手間とコストをかけることになってしまうわけです。
クオリティライフを手にするためにはリサーチ力が必要、ということですね。
ちなみに、カナダ留学関連でもっとも信頼性が高いと思われるカナダ大使館主催のカナダ留学フェアが3月に日本で行われます。
情報を集めたい方は是非参加してみて下さい。
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