子供の学校の先生との関係
こんにちは。藤本です。
今日は、親と子供の学校の先生との関係について書いてみたいと思います。
今回も主役は妻なので、妻に記事を書いてもらいました。
長女の学校の現在の担任は韓国系のカナダ人です。
9月に新学期が始まった時、極度に緊張していた娘を連れて担任の先生にあいさつしたところ、いきなり
「Was she here last year?」
と聞かれました。
つまり
「去年度はこの学校に在籍してた?」
と聞かれたのです。
日本からトロントに来たばかりだったため、てっきり学校側は長女が英語ができないニューカマーだと把握しているものと思い込んでいたので、そんなことも全く把握していない大らかさ(大雑把とも言います)に、少々びっくりしました。
「いえ、まだ日本からトロントに越してきたばかりなんです」
と言うと先生は
「じゃぁESLに入るんだね、OK!」
と言って私の心配をよそにアッサリ去っていきました。
そして、長女も日本のように
「転校生を紹介します!」
みたいな場面をイメージしていたので、クラスでもまったく皆に紹介もされなかったことに驚いたようです。
でも移民が多いことで有名なこの学校は、移民の子供の扱いには慣れているという評判をよく聞いていたので、まぁ大丈夫だろうと思っていました。
ところが学校が始まると長女が家で泣くことも多々あり…。
英語がわからない長女を学校側はどう扱っているのだろうかと思うこともありました。
そんな時、カナダ人の友人から
「カナダでは親と先生が密にコミュニケーションをとるのが当たり前。どんどんメールで質問や要望を出したらいいよ」
と言われ、ちょっと先生に対して遠慮していたことに気づきました。
カナダでは、このように親も積極的に先生に対して要望を伝えることがあるようです。
それからは長女が助けを必要としている時には先生にメールを出したり、送り迎えに学校に行ったときにも、先生を見つけたら話しかけるようにしました。
おかげで先生は何かあるごとに長女に
「Are you OK?」
とか
「Did you understand?」
とか声をかけてくれるようになり、気にかけてくれるようになったと思います。
メディアの授業も、当初はコンピュータに慣れていない長女は授業でついていけていなかったようなので、会ったこともないメディア担当の先生にメールをして配慮をお願いしました。
それからはメディア担当の先生も十分すぎるくらい気を使ってもらっています。
こうしたこともあってか、長女が学校のことを悲しそうに家で話すことはもうなくなりました。
ESLの先生も
「いつでもどんなことでもいいから、何かあったら私に話に来なさい」
と私にも長女にも機会あるごとに言ってくれます。
本当にありがたい限りです。
何かあれば先生に相談しようと思えるだけでも心強いものです。
小学校生活もあとわずかになりましたが、このまま卒業まで頑張ってもらいたいです。