学年末が近づいています
- 2019.05.16
- カナダでの教育と生活
早いものでもうこちらの学校では学年末が近づいており、あと1か月半で夏休みになります。
この時期は毎年いろいろな行事があり、娘の学校では先日ナイアガラの滝へ遠足に行ってきました。
中学校の最後の学年である8年生は毎年恒例のオタワ旅行へ行く予定だったのですが、直前になって学校からメールがきて「ラマダンと日程がかぶっているので予定を変更する」ということでした。なんともトロントらしい話だと思いました。
今年は娘にとってなかなか大変でした。ESLを完全に卒業してから最初の年だったので、すべてにおいてネイティブの子供たちと同じ環境で過ごしたわけです。しかも運悪く今年のクラスは去年ESLで同じクラスだった友達が1人もいなかったので気持ち的にも少し不安を感じる場面があったと思います。
そういった話をカナダ人の友人(元教師)にしたら、「『来年は去年ESLクラスで一緒だった友達と同じクラスにしてください』と先生に話すべき。普通の事よ。私の娘の学校ではそういったリクエストがあるなら今すぐ言って下さいとちょうど連絡があったところよ。」と言われました。
最初聞いたときは驚いたのですが、こちらの学校では年度末に来年のクラスについてリクエストをするのが珍しくないようです。
こうして友人に強く勧められ、担任の先生にメールを出しました。できるだけ失礼にならないように、丁寧な文面を心がけました。書いたことは
1.英語面でまだ自信が十分でないので去年ESLで一緒だった友達と同じクラスにして頂けると本人も心強いと思う
2.しかしこのリクエストが通らない可能性があることは十分理解している
3.どちらにせよ時間の問題で、本人も自分のペースで成長していくであろうと思う
4.先生がいつも娘を気にかけてくれていることをありがたく思っている
という点です。時間をかけて、できあがったメールを送信すると、すぐに返信が返ってきました。
「Yes!同じクラスになりたい友達の名前を教えて下さい。できるだけ努力します。良い週末を!」
というたった3行のメールで拍子抜け。
結果どうなるかわかりませんが、日本とはずいぶん考え方が違うなあと思った一件でした。
そうはいっても9月時点から考えると英語面でも精神面でも娘はとても成長しました。
当初はLanguage(国語)の授業の課題がとても大変そうで、「お母さんも手伝うから一緒に頑張ろう!」と励まし、私まで課題として出された本を読んだりもしましたが、気が付けばさっさと自分だけで課題を片付けてしまっていて、特に私のサポートもいらなくなっていました。
来年のクラスがどうであれ、これからも娘の成長を見守りたいと思っています。
その前に夏休み。今年は娘は2週間の宿泊キャンプに初挑戦です。こちらもドキドキしています。
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