ニューブランズウィック州、プリンスエドワードアイランド州、ノバスコシア州、ニューファンドランド・ラブラドール州の大学

ニューブランズウィック州、プリンスエドワードアイランド州、ノバスコシア州、ニューファンドランド・ラブラドール州の大学

pei-1112276_640

こんにちは。藤本です。

The Globe and Mailによるカナダの大学レポートのご紹介、本日はケベック州です。

レポートの原文および昨年、一昨年のレポートについては以下をご覧下さい。

CANADIAN UNIVERSITY REPORT

参考:

(2014年バージョン)カナダの大学の特徴(大西洋4州)
(2015年バージョン)ニューブランズウィック州、プリンスエドワードアイランド州、ノバスコシア州、ニューファンドランド・ラブラドール州の大学

 

Mount Allison University(マウントアリソン大学)

キャンパス:サックビル
学生数:2,500名

記事記載の主な特徴

・学生はアート、商業、科学を含む5つのコースから選択できる
・学部教育に重点をおいているため研究の資源は限られるが、物理、音楽、理学療法を含む夏のリサーチコースはある
・学生は、学生同士や教授との交流に高い評価を与えている
・ほとんどのクラスは教授と生徒の比率が1:17になっている
・サックビルの街は東海岸の文化、アートギャラリー、ライブミュージックであふれている
・2014年にシアター、教室、スタジオを含むアート・ドラマセンターを設立

 

University of New Brunswick(UNB、ニューブランズウィック大学)

キャンパス:フレデリクトン、セントジョーンズ
学生数:11,000名

記事記載の主な特徴

・総合的な経験については、もし再度大学を選ぶとしたらセントジョーンズキャンパスの学生は69%しか再びUNBを選ぶと評価していないのに対して、フレデリクトンキャンパスの学生は82%がUNBを選ぶと評価している
・コンピュータサイエンス、ビジネス、エンジニアプログラム以外ではCo-opの機会は限られている
・研究型大学としては地域を代表している
・Startup Canadaから起業家支援を行う高等教育機関としてトップの評価を受けている
・1785年オープンで、カナダで最も古い大学の1つであるフレデリクトンキャンパスは、秋の景色が美しい

 

St. Thomas University(STU、セントトーマス大学)

キャンパス:フレデリクトン
学生数:2,300名

記事記載の主な特徴

・一年生の半分以上が入学時の奨学金を受けており、地域の他の学校よりも奨学金の予算割合は高い
・ローンで負債を負っている学生の率は、ニューブランズウィック州で最も低い
・しかし、負債を負った学生は卒業後に破産する率が高く、卒業後の就業に苦労している実態を表している
・リベラルアーツ大学として、研究機会は少ないが、クラスサイズは小さく、学生は教授からのフィードバックに対して評価をしている
・昨年、授業料を362ドル値上げした、入学者が過去11年で24%減っている

 

University of Prince Edward Island(UPEI、プリンスエドワードアイランド大学)

キャンパス:シャーロットタウン
学生数:4,400名

記事記載の主な特徴

・学生は、プリンスエドワード島のパブ、ビーチ、ライブミュージックと関連の深いコミュニティを楽しめる
・権威ある3M教育賞の受賞数で東部カナダのトップ3に入る
・学生の2/3がプリンスエドワード島出身、22%がカナダの他の州出身で、留学生は16%
・新たにSustainable Design Engineering(環境デザイン工学)スクールの設立を発表

 

Acadia University(アカディア大学)

キャンパス:ウルフビル
学生数:4,500名

記事記載の主な特徴

・学生たちは、平均28名という小規模クラスと交流しやすい教授に高い評価
・赤ディア大学の学生は、コミュニティの感が強いウルフビルの町では強い存在感がある
・80%の学生がボランティアをしており、そのための機会も学校が与えている
・全ての学生はスポーツ関連施設を利用可能
・学部学生の40%が寮に住んでいる

 

Cape Breton University(CBU、ケープブレトン大学)

キャンパス:シドニー
学生数:3,100名

記事記載の主な特徴

・4年生は教授に対する評価は高いが、1年生は教授との交流に対して低い評価
・学生は、多くのコースでコミュニティへの関与と実践的な経験ができると評価
・入学許可を出した学生の80%が入学している
・7年以内の卒業率は55%しかない

 

Dalhousie University(ダルハウジー大学)

キャンパス:ハリファックス(メイン)、トゥルーロ
学生数:18,600名

記事記載の主な特徴

・大西洋側では随一の研究型大学
・海洋汚染除去の技術から食品システムまで幅広い研究内容を誇る
・予算のかなりの部分が学生援助のために確保され、60%以上の学生が入学奨学金を受けるが、学生は州の平均よりも多く負債を抱える傾向がある
・教授との交流に関しては学生の評価は平均以下
・DAL Connectsは2年前から始まったリーダーシップ開発プログラムで、これまで500名以上の学生が55のコミュニティパートナーを通じて参加している

 

University of King’s College(キングス・カレッジ大学)

キャンパス:ハリファックス
学生数:1,200名

記事記載の主な特徴

・リベラルアーツ重視の大学で、人文、ジャーナリズムプログラムが有名
・学生への奨学金が豊富で、卒業時の学生の負債は東部カナダで最も低い
・King’s Co-op書店では、手ごろな価格で教科書が入手できる
・ダルハウジー大学とキャンパスを共有しており、学生はDAL Connectosを含むダルハウジー大学の施設を使うことができる
・またダルハウジー大学の3600のクラスを取ることも出来、どちらの大学に入学するかも切り替えることができる

 

Mount Saint Vincent University(MSVU、マウントセントビンセント大学)

キャンパス:ハリファックス
学生数:3,900名

記事記載の主な特徴

・140年以上前に女性のためのカレッジとしてスタート、現在は男女とも受け入れているが、その伝統は生きている
・他の東カナダの大学と同様、アーツへの入学者数が減っている
・それを補うため、大規模な遠隔教育、オンラインコースの導入を計画中
・また留学生の受け入れも積極的で現在17%が留学生になっている
・4つの学士プログラムと3つの修士プログラムを提供、子供・若者研究の学士は500時間以上の実習を含む

 

NOVA SCOTIA COLLEGE OF ART AND DESIGN UNIVERSITY(NSCAD、ノバスコシア美術デザイン大学)

キャンパス:ハリファックス
学生数:950名

記事記載の主な特徴

・メインキャンパスとアカデミービル(映画学)双方が年中無休24時間オープンになっている
・専門課程に入る前の1年次はビジュアルアーツの基礎科目を学ぶ
・キャンパスは文化、ギャラリー、パトロンが多くあるハリファックスのウォーターフロント近くに位置する

 

St. Francis Xavier University(StFX、セントフランシスゼヴィアー大学)

キャンパス:アンティゴニッシュ
学生数:5,200名

記事記載の主な特徴

・小さなクラスサイズ、協力的で距離が近い教授、美しいキャンパス、卒業時に授与されるXリングが特徴
・地域社会とのつながりと強い愛高心が魅力的な環境を作っている
・州で卒業率は最も高く、2年次に進級する際の落第率は最も低い
・ローンで負債を抱える学生は平均より少ないが、卒業後の就業に苦労するためか、多くの学生が返済問題を抱えている
・学部教育に力を入れているため、研究機会は少ないが、大規模な奨学金が学部で研究したい学生には利用可能

 

Saint Mary’s University(SMU、セントメアリーズ大学)

キャンパス:ハリファックス
学生数:7,700名

記事記載の主な特徴

・1/3近くの学生がカナダの外から来ている
・ハリファックス港湾局とSMUのソーベイビジネススクールとのパートナーシップにより、留学生向けの有料のインターンシップの機会が与えられている
・ソーベイビジネススクールはアラビア語、中国語、ドイツ語、日本語、スペイン語を選択して学ぶグローバル経営管理を専攻として提供している
・留学オプションが豊富にある
・Co-opは大規模ではないが、全ての学生が活用可能
・学生は入学し直すとしてもまたSMUを選びたいとしているが、教授との交流に関しては比較的低い評価をつけている

 

Memorial University of Newfoundland(MUN、ニューファンドランドメモリアル大学)

キャンパス:セントジョーンズ、コーナーブルック
学生数:18,000名

記事記載の主な特徴

・ニューファンドランド島の研究から石油ガスエンジニアリングまで、州のニーズに応じて幅広いコースを提供
・水産海洋研究所では学校が保有する小型潜水艦で、海洋マッピングを含む航海研究を行っている
・東部カナダの大学で3番目に多くの予算を図書館に費やしている
・カナダで最も学費が安いが、2016年に予算不足に対処するため授業料の引き上げを検討中で、学生は懸念している
・MUNnellシステムは大学の建物をつないでおり、学生がクラスを移動するのを助けている

 

ここまで6回に渡ったカナダ大学レポートも今回でおしまいです。

最後までありがとうございました。