カナダ移住日記 起業手続き関連

カナダ移住日記 起業手続き関連

laptop-1071779_640

こんにちは。藤本です。

本日は、カナダ移住日記の起業手続き編を書いてみたいと思います。

起業ってちょっと大変なイメージがあると思いますが、拍子抜けするくらい簡単でした(手続きは、ですよ)。

カナダはスモールビジネスが非常に多く、起業しやすい国とも言われていますが、その理由の1つがこの手続きの簡単さにあるのかもしれません。

 

まずカナダで仕事をするためにはSIN(Social Insurance Number)が必要なので、そのSINを取得します。

サービスカナダという政府機関があるので、近くの窓口で取得します。

パスポート、PRカードと窓口でもらえる申し込み用紙を提出すれば、その場で番号が発行されます。

以前、留学したときもインターンシップのためにSINは取得しましたが、そのときはカードでもらえたんですよね。

でも今回申請したときは、番号が書かれた紙を1枚もらっただけでした。システムが変わったらしいです。

これは無くさないように保管しなくてはなりません。

 

その後はビジネスライセンスの取得を行います。

これはインターネットで登録作業を行いますが、登録する前にいくつか決めておくことがあります。

 

まず起業の形態を決めます。

カナダで起業するには、3つの形態があります。

・Solo Proprietorshp

・Partnership

・Incorporated

 

Solo Proprietorshpは日本で言うところの個人事業主です。Partnershipは共同経営者がいる場合、Incorporatedは株式会社にする場合です。

私のように一人起業で、法人化する必要もない場合は、Solo Proprietorshpが簡単で良いです。

 

それからもう一つはビジネスネームです。

日本でいうところの屋号ですね。

このビジネスネームは他の個人事業主の方のビジネスネームと被ってしまうと登録できないので、必要であれば事前にネットでチェックすることも出来ます。有料ですが。

私は日本でビジネスをしていたときからの屋号クロスサイトプラスをそのまま踏襲しました。

 

この起業形態が決まれば早速、手続きを開始します。

手続きはインターネットで出来ます。

SINとビジネスネーム以外で、手続きに必要なのは、住所、クレジットカードです。

 

インターネットでの手続きは、質問に答えながら行きつ戻りつしつつで2時間ほどでした。

慣れていれば15分くらいで終わると思います。

最後にクレジットカードで登録料(60ドル)を支払って終了です。

手続きとしてはこれだけです。

あっけないくらいでした。

その場でPDFのビジネスライセンスが発行されます。

 

それから、最後に個人口座とは別に、ビジネス用の銀行口座を開きます。

これは必須ではありませんが、個人のお金とビジネスのお金を分ける意味で合った方が良いですね。

このビジネス用口座は、個人用口座と同じく5大銀行のどこかで作ります。

口座を作るには、ビジネスライセンスを持っていけば作れます。

ただし、ビジネス口座の場合は、口座維持手数料の条件が、個人口座の場合より厳しめですので、多めの資金を用意しておいた方が良いでしょう。

 

ということで、カナダでの起業手続きの話でした。