2つのストライキ

2つのストライキ

先週の木曜日、子供の学校のカリキュラムナイトに行ってきました。毎年この時期に行われる、担任の先生による保護者向け説明会みたいなものです。

 

そこで、週明けから行われる学校職員のストライキについて話が及びました。

 

ここしばらく、教育に関する予算を削減しようとするオンタリオ州政府と教育委員会とでかなり揉めているのですが、ついにストライキにまで至ってしまいました。現時点では教員の組合ではなく、学校の事務職員や掃除スタッフなどの組合によるストライキなので、授業に直接の影響はありません。ただ、教室のごみをまとめて持っていく人や、廊下の掃除をしてくれる人がいなくなる、という話でした。

 

日本ではそんなことは子供がやることだけどなー…と思って話を聞いていたところ、あるお母さんから「子供に掃除をするように先生から指示できませんか?自分たちの学校ですから。」という声が上がりました。やっぱり、同じようなことを考える人がいるんだな…と思いました。

 

そして先生からは「それはできません。自分の周囲を散らかさないように、ということはもちろん言いますが、廊下を掃除しなさいとは私は生徒に言えません。掃除スタッフの仕事を奪うことになります。」との返答。

 

ま、自分たちの意見を主張するためにストライキをしているわけですからね。

 

そのうち教員組合によるストライキにまで話が発展しそうで、それだけは勘弁してほしいなぁと思っているところです。

 

そしてもう1つのストライキの話。

 

先週金曜日にクイーンズパークで気候変動問題に対するストライキが行われました。

 

平日に行われたわけですが、トロント教育委員会はストライキ参加のために生徒が学校を休んだり宿題が出せなくてもペナルティはないと決定し、小さな子供から大人まで多くの人が参加したようです。

 

長女の学校ではストライキについて特に何の話もなく、いつもどおりの一日だったようですが、学校によっては生徒が何人も休んでいたり、教師も仕事を休んで参加していたそうです。

 

教育現場でストライキって日本ではないことですが、こちらでは時々本当に起こります。特に教員のストライキはかなり影響が大きいので、できれば何とか避けてほしいと願うばかりです。