学区選び
- 2019.03.20
- カナダでの教育と生活
引っ越し先検討の際にもっとも必要となる情報は子供が通うことになる学校についての情報だと思います。
そこでトロントで多くの人が参考にするのがEQAOのスコアです。
決められた学年で子供たちがEQAOのテストを受験し、その結果が公開されるため、このランキングを気にする方はとても多いです。
ただいくつか注意点もあります。
移民が多いトロントでは当然英語ができない子供も珍しくありません。
そういう子供たちもこのテストを受けるため、いい学校であってもEQAOのスコアは低く出る可能性もあります。
また、EQAOの結果を気にするあまり、学校や教師によってはEQAOの事前準備を子供たちにさせるケースもあるらしく、当然そういった場合はスコアが高く出てしまうこともあると思われます。
特に教育熱心な家庭ではEQAOの結果を過剰に信頼し過ぎる傾向にあるように感じますが、それが子供にとっていいことなのかどうかは難しいところだと思います。
例えば、当然ながら、周囲が優秀だと相対的にいい成績をとるのは難しくなります。
カナダの大学入試の審査は高校での成績がとても大きなウェイトを占めるので、いい成績がとれないと希望の大学に入ることも難しくなるかもしれません。
ちなみに出身高校のレベルは大学入試の選考で考慮されるのかという疑問はよく聞かれるのですが、はっきりしたことはわかりません。
私のカナダ人の親友(元高校教師)は出身高校のレベルが高かったり低かったりすることで受験生の高校での成績が調整されることはないと思うと言っていましたが、その逆も別の方から聞いたことがあります。
我が家もこれまでいくつかの小学校、中学校、高校を見てきましたが、先生の質、課外活動の充実度、校庭の広さや施設の充実度、そして人種構成が重要なポイントかなと個人的には思っています。
実際に足を運んで休み時間の様子を見てみたり、オフィスの人と話してみたりしてわかることも多いです。
また、小さいお子さんの場合はエリアによっては比較的日本人が多い学校もあります。
子供にとってはその方が安心かもしれませんし、考え方次第ですが、短期滞在の場合は英語力が思ったよりも伸びないこともあります。
結局入学してみないとわからないことも多いので本当に悩ましいのですが、できるだけ情報を集めて、何を重視するのか、家族で話し合うことが重要かなと思います。