リーダーに問われるリーダーシップ、その4つのスタイルに有名人を当てはめると

リーダーに問われるリーダーシップ、その4つのスタイルに有名人を当てはめると

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こんにちは。

Masaです。

前回はプロフェッショナルの道について書いてみましたが、今回は反対にリーダーの道についてです。

よくリーダーには「リーダーシップ」が必要と言われますが、「リーダーシップ」って何だと思います?

よく使われる言葉の割には、ちょっと捉えどころがない言葉です。

人に影響を与える
人を動かす

といった言葉で説明されることが多いですが、ここではリーダーシップのスタイルという切り口で見てみます。

 

リーダーシップの4分類

MBAで習ったことで今も記憶に残る考え方はいくつかありますが、その中で最も心に残ったものの1つが、リーダーシップには4つの分類があるという考え方です。

そして、リーダーたるためには、その人のキャラクターとか能力に合った、最適なスタイルを選択することが重要だということです。

ではその4つのスタイルを順に説明しますね。

1つ目がドライバータイプ。
これは牽引型のリーダーシップスタイル。
リーダーが自らの意思を打ち出しつつ、組織をコントロールしていきます。
推進力が強いため軋轢もありますが、メンバーからはこの人についていけば何とかしてくれそうという信頼感を得ている、そんな剛腕、強面のリーダーイメージです。

2つ目はエクスプレッシブタイプ。
理念重視型のリーダーシップスタイルです。
ドライバータイプと同じくリーダーが自ら意思を打ち出すのですが、組織をコントロールするというよりは、魅力的な理念やコンセプトを打ち出し、そのコンセプトの魅力でメンバーを引き付けていきます。
天才肌とも称されることが多いリーダーのイメージです。

3つ目はアナリティカルタイプ。
これは事実・分析重視型。
ドライバー、エクスプレッシブと異なり、自らの意思を打ち出すというよりは、事実に基づいた冷静な判断を行い、成功確率が高い選択をしていきます。
論理性の高さや分かりやすい説明でメンバーの安心感と信頼を醸成するリーダーです。

4つ目はエイミアブルタイプ。
人間関係重視型。
アナリティカルと同様、リーダー自ら意思を強く打ち出すことはしませんが、その分重視するのがメンバーとの関係性。
メンバーの特性に応じた動機付けを行い、メンバーの能力を最大限発揮させ、その結果としてチームを成功に導くタイプ。
メンバーからは親しみを込めて親分とか兄貴とか呼ばれるようなリーダーのイメージです。

 

リーダーシップの4スタイルを有名人で例えると

上記の分類を分かりやすくするために、私の独断と偏見で有名人のリーダーシップスタイルを4分類に分けてみました。

有名人はそれぞれ野球界、歴史上の人物、マンガのキャラクターから登場してもらっています。

ドライバータイプ(牽引型)のリーダーとして思いつくのは、楽天の星野監督ですね。
今はどうか知りませんが、かつては鉄拳制裁も辞さない強面のリーダータイプでした。
歴史上の有名人なら織田信長。
「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」そのまんまですね。
マンガのキャラクターで挙げるならドラえもんのジャイアンです。
「俺の物は俺の物、お前の物は俺の物」これかなりドライバーの要素強いですよね。でも意外に義理堅くて、感動屋さんな一面もあります。

エクスプレッシブタイプ(理念重視型)として思いつくのは、野球界からは長嶋監督。
少し古いですが「メークドラマ」などメディアに取り上げられるコンセプトがポンポン飛び出す人でした。
歴史上の有名人なら坂本龍馬。
4つ目のエイミアブルタイプのイメージもありますが、海援隊、薩長同盟、大政奉還、船中八策など打ち出したコンセプトの魅力が敵対していた人をも動かした1つの理由だと思います。
マンガのキャラクターならサザエさんの磯野カツオです。
ちょっとリーダーのイメージは弱いですが、あれだけ屁理屈や企画が出てくるのはある種天才的です。大人になって洗練されれば企画系のいいリーダーになりそうな気がします。

アナリティカルタイプ(事実・分析重視型)は、野球界ならまず野村監督。落合GMも近い感じがします。
事前にしっかりとデータを研究して道筋を決めた後は、それに沿った戦略を徹底します。
歴史上の有名人なら徳川家康。
徳川幕府をひらくに当たり、後々のことまで考えて、徹底して徳川家優位な仕組みの礎を構築したことが、その後250年以上の安泰につながりました。
マンガのキャラクターならゲゲゲの鬼太郎の目玉おやじ。
慎重派ですが、相談すればまず間違ったことは言わない安心感があります。

エイミアブルタイプ(人間関係重視型)は、野球界なら故仰木監督。東尾監督なんかも近いイメージです。
このあたりは、なぜか酒豪家のイメージが強いですね。
歴史上の有名人なら豊臣秀吉。
天下統一前の秀吉は人と信頼関係を作るのがとても上手だったイメージがあります。
マンガのキャラクターならルパン三世。
自分より凄腕の次元、五右衛門のモチベーションを高めつつ、しっかり適材適所で使いこなすのは、彼のリーダーシップのなせる業でしょう。

今回は見送りましたが、政治家とか経営者のリーダーシップなんかも分けてみると面白いかもしれません。

 

さて、あなたはどのリーダーシップのスタイルが合いそうでしょうか?
ちなみに、2つ以上のスタイルを同時に使うというのは普通は難しいということなので、どれか一番合ったスタイルを選択する必要があります。

海外の大学生活では、様々な場面で積極性やリーダーシップを発揮することが求められますし、もし望むならリーダーになるような機会はたくさん与えられます。

しかし、あなたがリーダーになったとき、尊敬する人のやり方とか前任者のやり方をそのまま踏襲しようとしても、うまくいかないことがあると思います。

そこには言葉の問題や、異文化における考え方の違いなどがあると思いますが、もう一つの原因は、あなたのキャラクターや得意分野がやろうとしているスタイルと乖離していることにあるのかもしれません。

そんなときは、一度自分に合ったリーダーシップのスタイルとはどんなものか、考えてみるといいかもしれませんね。

  

最後までありがとうございました。