賃貸か購入か
- 2019.06.14
- カナダ移住
RaptorsがNBAで史上初のファイナル優勝をして大騒ぎが止まらないトロントです。バス停の屋根や電柱に登る人達もいて、興奮の仕方は万国共通だなと思っています。我が家は大通りに面しているので昨夜は午前2時でも車のクラクションがうるさく、かわいそうな長女は夜中に起きてしまいました。
やはり大通りに住むもんじゃないなと思った次第です。
というわけでずっと引っ越しを考えている我が家ですが、最近ある方に賃貸ではなく購入を検討してはと勧められました。
我が家はずっと賃貸派。特に日本では少子高齢化によって家の価値が上がりにくいことや、すでに住宅が供給過多であること、また災害が非常に多いし、そして何よりも常に引っ越しができる自由な身でいたいという考えから家を買おうと思ったことはありませんでした。実際に日本に住んでいた時は状況に応じて何度も引っ越しをしています。
しかしここトロントではちょっと事情が違います。カナダはこれからも移民を受け入れる方針を示しており、多くの人が最大都市のトロントへ引っ越してくるため慢性的に住宅が不足しているようです。売ろうとすれば買い手は見つかるから、購入して住宅ローン(負債)を抱えても、それはすなわち資産でもあるため、購入を恐れる必要はないと言われました。
確かに過去10年で住宅価格は2倍以上になっているということなので投資としてはかなりいい結果を出しています。さすがにもう上がりきっている感じがあるのでこれから何倍にも価値が上がるとは思えませんが。
賃貸して毎月賃料を払うということは家主のローンをせっせと支払っているということですし、家賃は確実に毎年上がっていく。そして家主からいつ出て行って下さいと言われるか分からないというリスクもあります(家主に出て行って下さいと言われるケースは本当によく聞きます)。
しかしこのシェアリングエコノミーの時代にそぐわないような気もするし、やはり少しは身軽さが失われるようにも思えるし…。修繕が必要になった時にすべて自分たちの責任というのも正直面倒に思ってしまいます。
また、自営業であることから住宅ローン審査に落ちるのではないかという気もしています。
サブプライムローン問題で学んだカナダは住宅ローンの審査がかなり厳しくなっているようで、頭金がどれだけ払えるかということがかなり重要とのこと。十分な頭金が用意できない場合は住宅ローン保険に加入する必要があり、これでまた出費が増えるのだそうです。
と悩んでいる間にもどんどん住宅価格が上がっていくわけですが、まずは住宅ローンの相談をプロにしてみるところから始めてみてしばらく悩み続けてみようと思っています。
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