カナダ移民局が90,000人の新たな移民受け入れ策を発表

カナダ移民局が90,000人の新たな移民受け入れ策を発表

いまオンタリオ州は変異株の感染拡大がかなり深刻です。経済活動に厳しい制限がかけられていて、お店を開けていいのはエッセンシャルサービスのみ。小さいお店から不公平との不満の声があがるので、ウォルマートやコストコなどの大型店は生活必需品しか販売できません。幼稚園・学校は完全オンライン授業への移行が決まりました。

 

ワクチンの供給がまだまだ足りず、1年以上もこんなことを繰り返しているので、カナダ経済へのダメージは相当深刻です。

 

そんな中、すでに1年以上カナダで働いている外国人に永住権を発行する、新たな移民受け入れ策が発表されました。

 

対象は①ヘルスケアワーカー…20,000人②その他エッセンシャルワーカー…30,000人、および③2017年1月以降にカナダ国内で認められている大学等の教育機関を卒業した人…40,000人です。2021年の永住権発行目標は40万人程度なので、今回の9万人への永住権発行は結構な割合を占めることになります。

 

必要な英語力は①②はCLB4、③はCLB5とのことで、他の移民プログラムに比べると条件は緩いです。(CLB5はIELTSだとReadingは4.0で、その他の3セクションは5.0です)

 

ヘルスケアワーカーとは看護師や歯科医、カイロプラクター、薬剤師からソーシャルワーカーまでかなり幅広いです。またエッセンシャルワーカーとしてはキャッシャーや配管工、大工、トラック運転手など、こちらもかなりいろいろな職種がリストされています。

 

詳細はこちらでご確認ください⇒カナダ移民局サイト

 

申請期間は 2021日5月6日から2021年11月5日 ですが、申請数が上限に達し次第終了とのことです。

 

このパンデミックでカナダではかなり自宅勤務(Work From Home)が浸透したのですが、比較的富裕層の人たちが感染予防をしながら家で仕事をしている一方で、どうしても家で仕事ができないエッセンシャルワーカーの間で感染が広がっているのが問題視されています。自宅勤務が可能なのも物流やインフラがちゃんと動いているからこそなので、とても不公平であるとの指摘があります。

 

先日テレビで州政府にもっと厳しいロックダウンを要求していた医師は今ICUに入っている人のほとんどが工場勤務などのエッセンシャルワーカーであると話していました。

 

そういった背景もあり、この1年パンデミックの中でもカナダ経済を支えてくれた外国人労働者へ永住権を発行するということになったようです。

 

カナダはこれから多額の財政赤字を抱えることになるわけですから、今後ももっと移民を受け入れていくことになるでしょう。それにしてもこういったところはカナダ政府の対応は早いなあと思った次第です。

 

こういったチャンスを逃さないためにも普段からIELTSを受けておくことが重要ですね。

 

カナダ移住を目指している方はぜひ移民局の発表にこれからも注目してみて下さい。