ワクチン接種が進んでいます
- 2021.04.03
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お隣アメリカに比べるとカナダのワクチン接種はなかなか予定通りに進まず、連邦政府も州政府も非難を浴びていましたが、それでも何とか進んでいます。
今は薬局で55歳以上の人がワクチン接種の対象となっています。巨大遊園地も接種会場となり、多くの場所で接種を休みなく行っています。
老人施設ではかなりの割合の方が接種を終え、感染、死亡ともに減っているようです。
ところで、当初、リスクの高い高齢者がワクチンを接種し終わればあっという間にCovid19 は収束に向かうだろうといった人もいましたが、残念ながらそうはならず、今は若者を中心に感染が急拡大中です。そして変異株が原因なのかどうかわかりませんが若い世代の入院が増えているそうです。
というわけでワクチン接種と同時進行で、オンタリオ州は全州で今日からまたロックダウンとなりました。
少し制限が解除されてからあっという間にまたロックダウンとなったので、飲食店経営者を中心にかなり不満が高まっています。
医師や専門家も、これまでと同じようなロックダウンを繰り返してももう効果は望めないとして、さらなる対応を強く求めています。
具体的にはエッセンシャルワーカーに有給休暇を与えることが必要としています。
Amazonの倉庫など、エッセンシャルワーカーが働く場所でアウトブレイクが起こっています。仕事を休むと収入が減るため体調が悪くても出勤する人が多いそうで、感染拡大の一因であると言われています。
欧米は有給休暇など労働環境が充実しているというイメージがありますが、カナダは実はそんなことないんですね。恵まれているのは一部の大企業だけです。
ちなみに最近のオンタリオ州(人口1500万人)の新規陽性者は1日2000人越え。東京(人口1400万人)は400人台ということなので、相変わらず日本の数はだいぶ少なく思えます。
日本ではいろいろ制限がありながらも外食が可能だったり卒業式が行われていたりプロ野球が観客を入れていたりすることを考えると、驚異的な少なさのように思います。こちらは何もまともにできない状況がずっと続いているので…。
とにかく今はできるだけ家で過ごしながら、ただひたすらワクチンの順番を待っているところです。
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