カナダ vs. 日本、大学の違いベスト5

      2014/03/02

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こんにちは。
グローバル&クオリティライフチャレンジャーのMasaです。

今はどうか分かりませんが、私が日本の大学にいた頃は、今にして思うと授業の質とか生徒の参加意識とかが本当に低かったなと思います。

もちろんその頃の私も、よく授業をサボってましたし、たまに授業に出ても
教授の目の前で机に伏して寝ていたダメダメ学生でした。
でも教授も教授で、寝ている生徒が大勢いても何も言わなかったんですよね。。。

それに比べると海外の学生は本当によく勉強します。
授業中、生徒が机に伏して寝るなんてのは、ちょっと考えられません。

ただ、それは日本人がサボり好きで、カナダ人がマジメだから、というわけではありません。

大学生がまじめに勉強せざるをえない仕組みがあるからです。

今日はそんな観点で、私がカナダの大学で感じた日本の大学との違いベスト5を発表します。

 

第5位 システマチックな授業計画と評価体系

毎学期が始まる前に授業計画が発表されますが、これがとても細かいです。

第1回の授業では
テキストの何ページから何ページ、
この授業ではこんな課題が出て、
その締め切りはいつ、
みたいな感じで、最終回の授業まで、きっちり予定が書かれています。

考えてみれば当たり前の気がしますが、私が日本の大学で授業を取っていたときには、こんな丁寧な授業計画はありませんでした。

授業を進行する教授側にも、限られた期間内で授業をしっかり消化するための細かい計画と、その通りに実施していくマネジメント力が求められるわけです。

それともう一つ生徒の評価項目も同時に発表されます。

例えばこんな感じです。

項目 配分
ミニテスト1(第2回授業中) 5%
ミニテスト2(第6回授業中) 5%
個人レポート(締切9月25日) 10%
中間試験(9月20日) 20%
チームプロジェクト(10月8日プレゼンテーション) 20%
最終試験(10月15日) 30%
授業への貢献 10%

 

結構細かいですよね。

こんな細かに評価基準が発表されていたというのも日本ではあまりありませんでした。
細かければいいってものでもないと思いますが、あらかじめ基準が分かることで、少なくとも生徒は、頑張らなければ評価が得られないことが理解できるし、評価結果に納得感が出来ますよね。

 

第4位 インタラクティブな授業

マイケル・サンデル教授のハーバード白熱教室。
あれ見たことありますか?
まさに、あんな感じです(笑)

取る授業にもよっては講義中心の授業もありますが、授業中、講師からの一方通行で終始する授業というのはほぼありませんでした。

教授は、どんどん質問を投げかけます。

生徒も発言することが授業への貢献することだと知っているので、何人もが挙手して発言します。

発言が無い生徒は、先ほどの評価の「授業への貢献」が最低点になります。

教授はなるべく多くの生徒から発言を引き出そうと、発言が少ない生徒を優先的に指名します。

黙っていて挙手しなくても当てられます。

60人とかの大人数の授業でも、教授はちゃんと誰が発言して誰が発言していないか覚えています。(ここはスゴいと思うところです)

日本人同士の議論に比べると、とてもスピーディに話が展開していきます。

生徒も集中力を切らすことなく、前のめりで授業を聞かざるをえません。

私は日本で大学に在籍した4年間、こんな緊張を強いられた授業は1コマもありませんでした。。

 

第3位 予習中心の授業

日本の学校はどちらかというと復習型だと思います。

授業で先生が丁寧に解説し、生徒はそれを課題や試験準備をする中で復習していくという感じが多いと思います。

でも上で紹介したようなインタラクティブな授業についていくためには予習型にならざるを得ません。

そもそも授業は、各自でやった予習を補足するという位置づけなので、最初からテキストやケースを読み込んできた前提でスタートします。

「Masa、今回のケースはいったいどこが面白かった?」

授業が始まって教授の第一声がこんな質問だったりします。

これが「よく勉強する大学生」を生んでいるのです。

 

第2位 教授の評価

MBAのクラスでは、教授はその期の最後の授業で最後の挨拶を終えた後、一人教室を出ていきます。

そして残された生徒が、その教授の評価を行うのです。

この評価はコンピュータ上で行われ、公表こそされませんが、教授が口出しをする余地はありません。

そして、その結果が悪い場合は、教授はクビになります。

私のときも実際、一人の女性教授がこの生徒による評価が低くてクビになり、翌年の授業から姿を消しました。

教授も生徒をシビアに評価するが、生徒もシビアに教授を評価するわけです。

この制度が授業の質を保つ1つの要素になっているのは間違いありません。

 

第1位 即退学制度

カナダの大学院では原則、留年という制度はありません。

1つ授業を落としてしまうと、即退学の可能性があります。

実際には、救済の制度があって、本人のやる気と努力が見えればもう一度チャンスが与えられることもありますが、今後改善の見込みが立たないと判断された場合や、複数回落としてしまうと、有無を言わさず退学となってしまいます。

なかなか厳しい世界です。

もう一つ、日本の学生と決定的に意識が違うのが、盗作に対する意識です。

カナダの大学では盗作は学生としては最大の罪と教えられます。

盗作と言うと、意図的に他人のレポートを盗んだようなものをイメージしますが、
意図的でなかったとしても罪は同じになります。

例えばレポートを書くときに、何かを参考にしたなら、その出典を書くのは当たり前ですが、
これをうっかりミスで書かなかった場合、即退学の対象になります。

大学には盗作を検知するデータベースがあって、どこかの表現をコピーして貼り付けた場合、
6ワードで5ワード一致とか、結構厳しい条件で、盗作と判定されてしまいます。

私が入学する前の年と聞いていますが、ある授業で、生徒がグループでレポートを作成する課題が出たそうです。
そして、そのグループの一人が盗作をしてしまったところ、その一人はもちろん、グループの生徒全員が退学処分となったとのことです。

退学処分という学生にとっては死刑のような制度がすぐ間近にあることも、学生の緊張感を維持する仕掛けの1つなのでしょう。

 

最後までありがとうございました。


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