困難を選べる人になるには

困難を選べる人になるには

euro-62369_640

こんにちは。

留学コンサルタントの藤本です。

「朝令暮改」という言葉があります。

一般的には、朝言ったことが、夕方には変わっている、一貫性がないというマイナス面を意味する言葉です。
でも、最近は若い経営者を中心に朝礼暮改を肯定する人もいます。

 

人間は表現ひとつで行動も変わる

「朝令暮改の上司を持つ」と言われると、大変そう、可哀そう、と思ってしまいますが、変化が激しい世界においては、それくらいのスピード感で自分たちのポジションを変えていかなければ生き残れないというのも一方で事実だったりします。
この場合、例えば「柔軟な対応力を持った上司を持つ」と言われると、「頭の固い頑固な上司」よりはずっと魅力的な上司に聞こえたりしますよね。

同じように、失敗が2回続いたあと、3回目が上手くいけば「3度目の正直」、3回目も失敗すれば「2度あることは3度ある」と言われます。

「3度目の正直」と言われれば、次からも2回失敗したあとに3回目のチャレンジをしようと思います。
でも「2度あることは3度ある」と言われれば、次から2回失敗したあとに3回目のチャレンジをしようとは思わなくなります。

要するに、ものごとにはポジティブな面とネガティブな面の両面があり、それをどう捉えるかはそれをどう表現するかによって変わるということなのです。

 

困難を選ぶ思考回路

留学においても色々なことが言われます。

「入学に高い英語力が求められる難しい学校」と言われれば、マイナスのイメージが出来上がって、その学校に出願しようという気が失せてしまいますが、「優秀な学生が集まり、高いレベルの授業が行われる学校」と言われれば、それを目指して頑張ろうという気にもなるかもしれません。

これも両面あるという例なのですが、私は「難しいこと」の多くは「面白いこと」だと思っています。

難しいこととは、選択肢が多くて決めるべきものが多いことや、やるべき手順が多く複雑なことです。
でもこういった難しいものというのは、やさしいこと、つまり決まりきった手順を繰り返すよりはずっと面白いと思うんです。

もし何か「難しいこと」で悩んでいるなら、1.選択肢を全て洗い出す、2.やるべき手順をしっかりと整理する、この2つをやるだけでも確実に前進することができます。
そして選択肢ややるべき手順を洗い出す過程で、色々と出来そうなことが多い気がしてきて、楽しくなってきます。

選択肢ややるべき手順がよく分からないときは?

自分で調べる、それでも分からないときは、その選択肢を知っている人ややるべき手順を知っていそうな人に相談する、それだけです。
これも手順の1つですね。

ただ「難しい」からやめる、というのは思考停止だと私は思います。
「難しい」ものにも、「面白さ」や「乗り越えた後の成果の大きさ」といった面を見据えられる人こそ、クオリティライフが実現できるのではないかと思います。

 

最後までありがとうございました。