留学するならTOEFLを勉強しなければと思っている方に
- 2015.06.09
- TOEFL/IELTS対策
- IELTS

こんにちは。藤本です。
カナダ留学をしたくて、このブログを訪れてくれている人はたくさんいます。
いつもありがとうございます。
で、カナダの大学に留学するにはまず英語力が必要になります。
その証明のために試験を受けなければならないわけですが、その試験には大きく2つ「TOEFL」と「IELTS」があります。
知名度から行くと圧倒的にTOEFLですね。
IELTSがメジャーになったのはここ数年の話です。
だから私が留学したとき(2007年)はほぼ全員がTOEFLを受験していたし、数年前に留学した人に聞いてもIELTSは知らない人が多いと思います。
なので、IELTSという選択肢を考えずに、留学と言えばTOEFLということで、TOEFL受験だけをされている方がいらっしゃいます。
「IELTS?何て読むんですか?それって何ですか?」
私が留学相談を受けた人の中でも、そうおっしゃる方は少なくないです。
でも本当はIELTSを受験しておいた方が良かったというケースもあります。
何度もTOEFLを受験しても目標スコアに届かなかった人が、IELTSに転向したらあっさり目標スコアを突破した、という話も聞きます。
選択肢を知らないということは、本当にもったいないことです。
そこで、今日はIELTSって何?という方にむけて、IELTSの入門編的なことをお伝えしますね。
Q.IELTSって何ですか?
IELTSってまず読み方が分からないですよね。
「アイエルツ」と読みます。
TOEFLと同じく、英語の試験です。
リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4スキルの評価をされます。
Q.TOEFLと何が違うんですか?
TOEFLはETSという団体が主催するアメリカの英語検定試験になります。
対してIELTSはブリティッシュカウンシル、IDP(IELTSオーストラリア、ケンブリッジ大学英語検定機構)が共同運営するイギリスの英語検定試験です。
その最大の違いは試験形式です。
TOEFLは現在行われているiBTはコンピュータの画面で問題が出て、コンピュータに向かって答える形式です。
IELTSはペーパーベースの試験です。スピーキングのみ試験官との1対1のインタビュー形式になります。
Q.イギリス英語ですか?
試験問題で使用されるスペルはイギリス綴りが多く、リスニングの音もイギリス英語が多いですが、あまり気にする必要はないです。
ライティングやスピーキングで使う英語はアメリカ英語でも構いませんし、リスニングもアメリカなまり、インドなまりなど各地の英語が出てきます。
Q.IELTSでもカナダの大学に留学できますか?
私の知る限り、カナダでは全ての大学でTOEFL、IELTS双方の結果を受け入れています。
TOEFLとIELTSで採点の仕方が違うので、それぞれの必要最低スコアが決められています。
ちなみに、IELTS発祥のイギリスでは、現在ではTOEFLで留学することはできません。
従ってイギリスの大学も考える場合は、選択肢は必然的にIELTSになります。
一方、TOEFL発祥のアメリカでも、ほとんどの大学がTOEFL、IELTS双方で受験できるようになっています。
Q.どのくらいの人がIELTSを受験していますか?
日本ではTOEFL受験者数の方がIELTS受験者数よりも多いです。
ただし世界ではIELTS受験者数の方が多いと言われています。
また日本でもIELTS受験者の数が急激に伸びており、2014年で年間3万人、過去5年で4倍になっています。
Q.受験機会や費用はどうなっていますか?
IELTSの試験会場は現在全国18都市です。
東京ではほぼ毎週末実施、大阪では月2回程度、その他都市では月1回~年1回の頻度です。
受験回数や受験間隔に制限はありません。
受験会場の多さという意味ではTOEFLの方が便利ですね。
受験料は25,380円ということで、TOEFLの$230とほぼ同等です。
Q.で、結局どっちを受験すればいいですか?
ケースバイケースですが、どちらかと言えばIELTSをお勧めするケースが多いです。大きく以下2つの理由からです。
理由1 スコアが取りやすい
大学・大学院留学のためのスコアを取るのであれば、IELTSの方がスコアを取りやすいと言われています。
私の周辺で双方受験された方の話を聞いてもそうですし、ネットで聞く声もIELTS派が多いです。
あまり参考にはなりませんが、受験者の平均点を見ても、IELTSの方が大学・大学院で求められる水準に近い平均点になっています。
理由2 永住権取得でもIELTSが必要
カナダ留学される方は、その後にカナダ移住を視野に入れている方が多いです。
で、その永住権取得にIELTSのスコアが必要になります。TOEFLのスコアは使えません。
永住権取得のためのIELTSと留学のためのIELTSは異なるモジュールを受験しなければなりませんが、実は半分以上は共通の問題です。
Q.IELTSはどうやって勉強したらいいですか?
その質問をお待ちしておりました(笑)
実は私、このカナダ留学ブログとは別に、IELTS専用のブログを書いております。
是非そちらを参考にしてもらえればと思います。
無料のメールセミナーもありますので、宜しければ是非登録してみてください。
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